モロッコより〜ミントティーとまったり日記〜

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松嶋 佑佳
(山口県)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
障害児・者支援
派遣国
中東・欧州
モロッコ タンジェ県タンジェ市
一言メッセージ
日本では中学校の英語科教員として勤務。現職参加です。モロッコでは公立小学校の聴覚障害の子どもたちの学級で活動しています。

 

モロッコの小学校「○○がない!」

2018.05.30

活動

これから数回に分けて、活動先の小学校と難聴学級について紹介したいと思います。

今回は、活動先の小学校についてです!

モロッコは、5月17日(木)からラマダンに入りました。 初日から、街の雰囲気がガラッと変わって驚き! 写真の通り、午前中はお店がほとんど閉まります。 お昼ごはんが食べられるレストランやカフェは見当たらず、国民みんなでラマダンをしているんだな〜と実感します。

車の通りもすごく少なくて、道路も静かです。 道がとっても渡りやすくて、いつもこうだったらいいのにと思います。 (ただ、夕日が沈む直前は、断食でイライラのピーク&早く家に帰りたい車でクラクションのオーケストラ状態です。ラマダン中の夕方は、出歩かないに限ります!)

それに、会社や食料品店のみならず官公庁や学校も始業時間が遅くなるので、いつも見かけていた小学生たちとも会わなくなりました。 こんな静かなモロッコは初めて見るので、すごく不思議な気分です。

さて、モロッコの小学校ですが、私の活動先は、午前・午後入れ替えの2部制です。

月曜に午前中の授業を受けた子たちは、火曜は午後の授業。 逆に月曜に午後の授業の子たちは、火曜は午前中の授業…と、1日4時間強、月から土曜まで学校で授業を受けています。

日本は「生活リズムを整えること」を大切にしているので、はじめはすごく変な感覚でしたが、共働き夫婦がまだ少ないモロッコだから成り立つシステムなのかなと感じています。

下校のとき、迎えにきた家族を見つけてパッと子どもたちの表情に花が咲く瞬間、思うことがあります。 「いってらっしゃい」と送り出してくれて、帰ってきたら「おかえり」と言ってくれる家族がいるのは、やはり子どもにとってもとてもいいことだな、とあたたかい気持ちになります。

人数は約40人×24クラス。各学年ほぼ4クラスずつあります。 校舎は2階建てでコンクリート造り、白と水色を基調としています。 そしてなぜか、校舎の壁にはミッキーやキティなど手書きのキャラクターが描かれています(笑)

ところで、日本とモロッコの学校の違いはいくつもあります。 学校を見てまず驚いたのは、職員室がないこと! 校長室はあるけれど、ほかの先生たちはdoor to doorで仕事をしたら帰宅です。

先生たちはそれぞれ、校門と自分の教室の鍵を持っていて、子どもたちは、先生が来るまで中庭や教室の前で整列して待ちます。 先生がいなくても自然と行儀よく整列するので、モロッコの子どもたちの規範意識と、先生の権威はすごいなぁと感心します。

職員室がないとしたら、会議はどうするの!?と思いますが、会議もほとんどありません。うーん、それはすごく羨ましい(笑) さらに、日本の職員室には必ずあるコピー機もないため、大量コピーするとしたら先生のお財布から出すことになります。 自然と、あまり紙を使わず、教科書とノートだけで授業を進める授業スタイルになっているようです。 日本のプリント文化について少し反省させられます。

日本と違う部分もあるけど、「だからこういう工夫をしているのか」、と日々疑問と納得を繰り返しています。 日本の当たり前をもう一度疑うのは、とても面白い経験です。

小学校の様子も載せたいのですが、色々な制約があり写真が載せられないのが残念です。 次回は、学校の一年間の流れについて紹介したいと思います。