Hiro! Di ブルクンバ

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中ノ瀬 寛明
(長崎県)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
環境教育
派遣国
アジア
インドネシア 南スラウェシ州ブルクンバ県
一言メッセージ
「国際協力を仕事にしたい」…から思いを行動に。何もかも新しいことばかりですが一歩ずつ。

 

ゴミ処理施設見学ツアー その2

2018.12.05

活動

お昼休憩をはさみ、続いてワークショップを行いました。

ワークショップでは午前中に見学を行った内容を踏まえつつ、参加者にディスカッションをしてもらいました。ディスカッションでは、①ブルクンバのごみ処理施設で、今後必要とされることは何か?、②ゴミの問題に対する住民の意識を上げるために、必要とされることは何か?、の二つをテーマとしました。先生・生徒それぞれで少人数グループを作ってもらい、話し合ってもらいました。

ディスカッションの結果、①については、最終処分場から出るメタンガスの利用を促進させる、有機ゴミを利用したコンポストの作成・利用を拡大させる、県対抗で環境コンテストを実施する、といったアイデアが出ました。②については、スローガンを作り、ゴミ問題や3R(リデュース、リユース、リサイクル)について啓発活動を行っていくことや、ゴミの分別を家庭単位から実施していくこと、などの意見が出ました。

ワークショップ後はゴミ問題の解決方法の一例として、現在活動の一つとして行っている、住民との清掃活動について紹介をしました。住民と共にゴミ拾い活動を行い、ゴミを拾う姿を住民に見てもらうことなどを通して、住民のゴミに対する意識向上を図ることも方法のひとつであることを説明しました。

続いて4つ目の訪問先であるゴミ銀行へ移動しました。

 ゴミ銀行とは資源ゴミを売却することができる施設で、学校や団体だけでなく、個人でも利用ができます。ゴミ銀行で働く方は、買い取った資源ごみを再仕分け、大きな袋に詰め、島の州都までトラックで送る、という作業を普段行っています。

ゴミ銀行の担当者は、ここで毎月買い取られるゴミの量についてや、有機ゴミが資源ゴミと混ぜられると汚れが付着し分別作業が大変になる、などの話を参加者に話してくれました。

最後に訪問したのは任地にある公園。ここは配属先が所有・管理しています。自然を感じながら、gazebo(ガゼボ)と呼ばれる屋根付きの休憩場所で寛ぐこともできます。

 説明担当者は公園内の落ち葉は自然分解し堆肥となるため、あえてゴミとして収集する必要がないことや、この場所を利用して行われている屋外学習の活動等について説明を行ってくれました。またクイズ形式で今日学習した内容の振り返りも生徒に対して行ってくれました。最後に先生・生徒と共に苗木の植樹体験をし、今回の見学ツアーは終了しました。

今回のゴミ処理施設見学ツアーは、配属先が主体となって実施するのは初めてでした。今回のツアー実施で、配属先職員の方も実施に携わり、生徒たちの反応を直接見てもらうことができました。配属先が行う、今後の環境問題に関わる啓発活動のアイデアに繋がれば、と思っています。

今回の活動を振り返ると、見て学んだ内容の整理・定着のために、内容の振り返りにもっと時間をかけられたらよかったと感じました。ゴミの問題の原因やそれによって引き起こされるさらなる問題などに対して理解を深め、個人単位で、あるいは学校単位で、何が出来るのか、考えを深める時間をもっと多く取れれば、より濃い学習に繋がっただろうと思います。振り返りの中でのこうした気づきは今後の活動に生かしていこうと思います。

 ディスカッションの発表の際は、生徒から力のこもった発表を聞くことができました。また各訪問先で生徒達は積極的に説明担当者に質問をしていました。これらからは、実際に足を運び、視覚などを通して学ぶ大切さを実感することができました。