いつかフィジーを変える力になる

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中尾 学人
北海道 ★新規執筆者

タイプ/職種
青年海外協力隊
理学療法士
派遣国
大洋州
フィジー共和国 ラウトカ市
一言メッセージ
中堅理学療法士が送る720日間の記録 - フィジーに住む、全ての人々のために -

 

#2 フルマラソン in Suva

2019.08.08

生活

Bula!!

JICAボランティア世界日記をご覧頂き、ありがとうございます。

フィジーで理学療法士として活動中の中尾学人です。

今回は7月27日に参加した

「フルマラソン」

について書きたいと思います。

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【内容】

1. Suva(スバ)について

2. マラソン大会への参加

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1. Suva(スバ)について

Suvaはフィジーの首都であり、約9万人が住んでいると言われています。

フィジーの人口は約90万人(フィジー統計局, 2018)であるため、全体のおよそ1割が首都のSuvaに住んでいることになります。

Suvaの場所は、冒頭の写真にある通り、

私の任地であるBaからはちょうど真反対に位置しています。

移動にかかる時間はなんとバスで5〜6時間

Suvaの街並みやその他詳細については、

また機会があれば書きたいと思います。

2. マラソン大会への参加

写真2. スタート前に並ぶランナー

今回の主題でもあるマラソン大会への参加。

この大会はナチュラルミネラルウォーターの知名度で世界的に有名な

Island chill(アイランドチル)という会社が主催となって、年に1回開催される大きなマラソン大会です。

フルマラソンへの参加は、一緒に住んでいる同僚が

去年に続き参加するということで、嫌々ながら参加を決意しました。

「練習のきつさ」と「当日のレースでのきつさ」。

過去にフルマラソンへ参加したことがある私は、

「練習のきつさ」を手抜きする代わりに、

「当日のレースでのきつさ」を存分に味わったことがありました。

その時のきつさの記憶…

それが、「嫌々ながら」参加した理由になります。

しかしながら、完走した際には、これまで経験したことのないような達成感も同時に経験することができたのも覚えています。

それが「参加を決意した理由」でした。

マラソン大会への参加は下記の4つから選択することができます。

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FULL MARATHON (42.2 km) – 5.30am

HALF MARATHON (21.1 km) – 6.30am

TEAM MARATHON (10.55km) – 7.00am

QUARTER MARATHON (10.55km) – 7.15am

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また登録料は、下記のように、

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フィジーに住んでいる日本人:10フィジードル(日本円で500円程度)

海外からの参加者:180フィジードル(日本円で9000円程度)

現地人:5フィジードル(日本円で250円程度)

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となっています。

私と同僚はフルマラソンへの参加登録を済ませ、

大会当日までに、ランニングおよび筋力トレーニング、栄養管理をできる範囲で行いました。

迎えた当日、信じられないくらいの大雨と強風でした。

日本では確実に中止レベルだったと思います。

「この環境下でやりたくない…」

それが、レース前の私の率直な気持ちでした。

そんな私の気持ちを知る由もなく、スタートを知らせる銃声が響きました。

走行路は往復10Km程度の海岸線沿いの道を4往復。

海岸線沿いであることも災いして、雨風がレース前よりも強く、

視界と体温が奪われながら走ることを強いられました。

そんな過酷な状況の中、私を支えたのは、

フルマラソンに登録していた他のランナーや

他の種目(21Kmや10Km)に参加していたフィジー隊員のボランティアからの励ましの言葉でした。

走行路が往復路であったため、折り返し地点を過ぎた後は

後ろを走っているランナーとすれ違うことになります。

彼らとは声を掛け合ったり、ハイタッチをしたりして、互いを励まし合いました。

終わってみれば、

“3時間50分”

のタイムで完走することができました。

公式記録では50人のフルマラソン参加者のうち、

7位という結果で、海外での初フルマラソンを終えました。

あの過酷な環境下でのレースを励まし合いながら走ってくれた仲間たち。

各地点にある給水所や折り返し地点で寒い中応援してくれたスタッフ。

レース前に盛り上げてくれた現地人のダンススタッフ。

この大会に携わった全ての方に感謝しかありません。

これまで味わったことのある「達成感」とは違う何かが、

レース後の自分の中にあったことはいうまでもありません。

言葉で表現してしまうと、何かが欠けてしまうような…

そんな感覚です(笑)

写真3. 一緒に走ったボランティアのゼッケンと完走の証であるメダル

この気持ちをもう一度味わうために、

来年に行われるSuvaマラソンに来年も参加するかもしれません。

その時は、みなさんも一緒にどうでしょうか。

来年の今頃もまた、マラソンについての記事が書けますように…

次回の記事こそ、「配属先の活動」について書きたいと思います。

記事をお読み頂きありがとうございました。