JICA海外協力隊の世界日記

エジプトからアッサラーム・アレイコム

エジプト人のお家

先日、同僚のお宅にお邪魔してきました。

ミーナ(かぎ編みの職業訓練所)で働くナガァさんのお宅です。

3人のお子さんがいて、長男は大学受験を控える年齢です。年頃のお子さんがいるとは思えないほど、彼女は若々しく綺麗です。

訓練所から徒歩10分程度の距離に、彼女のお宅はあります。縦長の建物1棟に、ナガァさん一家、お姉さん一家、親戚たちが暮らしています。其々が何時でも自由に行き来できるよう、玄関のドアは開けっぱなしです。

屋上では、ウサギ、鶏、ヤギを飼っていて、家畜が成長したら皆で分け合って食べるそうです。ナガァさん一家のように、エジプト人たちは、家族や親戚の近所に家を構え、交流し助け合いながら生活しています。

昨日から、ナガァに「明日はマハのために、マハシを作るから!羊もあるよ」と言われていました。

*マハ・・・私のアラビアネーム。エジプトに来る前、二本松訓練所のアラビア語の先生に名付けて貰いました。

*マハシ・・・エジプトの家庭料理。中心部をくりぬいた野菜に、トマトソースで味付けした御飯を詰めたもの。

ナガァと長女モナちゃんと一緒に、くり抜いた野菜に御飯を詰める作業をしました。一緒に作業をしながら、仕事の話や家族の話をしました。

「マハは、何故エジプトに来たの?家族と離れて寂しくない?連絡はどうしているの?」

ナガァだけでなく、道で話すエジプト人たちにも、1人でエジプトに来たことを話すと、家族のことを心配されます。家族の絆を大切にする文化が根付いているからこそだと思います。

これが、ご馳走になった晩御飯です。

マハシに、グリルチキン、グリル羊肉、スープです。

マハシは、ピーマン、ズッキーニ、ナス、キャベツとバラエティー豊富でした。どれも美味しいけど、ナスとキャベツが特に美味しかったです!

お腹いっぱいになっても、「كلي,كلي」

※クーリー、クーリー(食べて、食べて!)

と言って、食べるよう勧められました(笑)エジプト人家庭にお呼ばれすると、満腹になっても食べるよう勧められます。これが、エジプト流のおもてなしです。「明日食べてね」とお持ち帰り用に大量のマハシも頂きました。温かい団欒の一時を過ごすことができました。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ