JICA海外協力隊の世界日記

「カクラ、カクラ、ちょっとずつ。」

みんな大好き、フフのはなし。

Mema hom aha (ミマホマーハ)!

現地語で「みなさん、こんにちは」。

さて、今回は、ガーナ人ならみんな大好き、

フフという伝統料理のおはなしです。

フフは、キャッサバ芋と、

プランテーンという食用バナナで作られる

ガーナでもっともポピュラーな主食です。

杵(きね)臼(うす)のような道具を使ってつき、

モチモチとした食感なので、

日本のおもちによく似ています

ピリ辛の、「ライトスープ」というトマトベースのスープや、

「パームナッツスープ」と一緒にいただきます。

普段も食べますが、

お祝いごとや、お客さんが来た時に

おもてなし料理として出すことが多く、

ガーナの人にとって、特別な料理なのです。

現地の人たちは、

「おまえは、フフを食べたことがあるか?」とよく聞いてきます。

わたしが「食べるよ!」「作ったこともあるよ。」と答えると、

「エイっ!!!」(※ガーナ人が驚いたときに使う言葉)

と言って喜んでくれます。

これでもか、というくらいよくある、お決まりの流れなのですが、

同じ質問を本当によく聞かれます(笑)

現地の人たちは指先を上手につかってフフを食べるので、

よそから来た人(オブロニ)が、自分たちと同じものを

同じように食べることがとても嬉しいようです。

フフは作るのには、とても手間ひまがかかります。

そして、体力も使うので、結構疲れます。

キャッサバ芋の皮をむくところから始まり、

キャッサバとプランテーンを茹で、

その後それらを杵と臼のような道具でつきます。

杵でつく人と、フフをこねる人がいて、二人が息を合わせて作ります。

ガーナ人はリズムよく全身を使って上手につくのですが、

そのリズムや、強弱がなかなか難しい!!

ホストファミリーがフフを作っていると、

「私にもやらせてー!」とお願いし、やらせてもらうのですが、

わたしがフフをつくのが下手すぎて、

ちょっとやったら、もう交代。

最後までは任せてもらえません…泣

上の写真はガーナに来たばかりで、

ホームステイ中にフフをついたときのものです。

全然腰がはいっていませんね(笑)

見ている人はわたしがついている姿が可笑しいみたいで

「アジョアがフフをついているよー!」と笑っていますが、

いつかは一人前に、最後まで任せてもらえるよう

精進したいです。

それと、

ガーナ人はフフを食べるスピードが半端なく早いです。

もはや噛まずに、飲み込んでいます!!

ガーナ人と一緒に食べ始めて

食べ終わるのはいつもわたしが遅いので、

スピードアップもがんばりたいところです。

今回はガーナの主食、フフのおはなしでした。

それでは、

yebeshia wai !! (また会いましょう!)

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