JICA海外協力隊の世界日記

Alofa 常夏の島サモア日和

【活動紹介】1.ファレウラ小学校

私が配属されているファレウラ小学校を紹介します。首都アピアから車で20分のところに位置する配属先。 バスやタクシーなど交通機関も多く通っていて、比較的アクセスが良い地方の村です。 ここに通う子どもたちは全部でおよそ270人 クラスは、Year1(日本で言う年長)からYear8(日本では中学1年生)全部で8クラスが同じ建物で勉強しています。 それに対して、教員は校長を含む9人プラスJICAボランティアで学校が成り立っています。

サモアの小学校は、カリキュラムを決める等など教育省があるにしても、基本的に物事のいろいろを決めるのは地区ごとに決まっています。 同じサモアの小学校であったとしても、学校によって大きく方針やその取り組みが異なっているので、同じ国の小学校にしてもここまで違うのかと驚かされることもあります。   私の学校では、まず8時半から学校が始まり、下級生は13時半、上級生でも14時半には学校が終わります。(詳しくは図参照) 時間割は一日で2つか3つ、多いときは4つほど教科があるような毎日スロースローな学校生活です。 子どもたちは、毎日学校に来れない事情もあります。教員たちが家の都合を理由によく欠勤や早退遅刻をするのと同じで、家のことが度々1番に優先されるのです。 家の手伝いがあれば、子どもたちは学校に来ることができません。長い子だと半年近く学校に来ないという子もいます。 尚かつ、この学校で用いられている言葉は現地語であるサモア語!児童と児童間はもちろん、児童と教員間もサモア語。ましてや教員同士も 会議等などではサモア語、はじめの頃は学校でおこるすべての出来事に理解できないままでありました。

このような日本とは全く違った状況で、 一体どんな活動ができるのでしょうか? 今回はここまで。 活動の詳細については次回以降の活動紹介で述べていきたいと思います。  

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