JICA海外協力隊の世界日記

Alofa 常夏の島サモア日和

【文化紹介】〜体罰はしつけの一貫〜

Malo!(サモア語でこんにちは)体罰が一般化しているサモア。学校を始め、家々でも体罰は日常化しています。学校隊員なら誰でも悩むべき課題と言っていいでしょう。この体罰の日常化が活動をする上でもサモアで暮らす上でも私たちに大きな影響を与えるのです。

サモアでの体罰の始まりはキリスト教が普及してさらにそれらが肯定化されたと言っていいのでしょうか。現地のサモア人に『なぜ体罰をするの?』って聞くと必ずバイブル(聖書)にそう書いてあるからとの答えが返ってきます。97%がキリスト信者のサモアの人たちにとってバイブルは絶対なものであって、今も揺らぐことなく昔ながらの考えや文化が継承されているんだと思います。

教育省などの機関では体罰はよくない、やめようという動きがでているみたいですが、実際の教育現場では、体罰が家庭のしつけによって一般化され過ぎてしまっており教員も手を挙げざるおえないといった状況です。私も日々の活動で特に、児童のコントロールが効かないなど悩まされるばかりでいます。今後もサモアでは体罰が一般化されていくのでしょうか。

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