ルワンダかけはし通信~ブホロ ブホロ

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小郷 智子
(大阪府)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
コミュニティ開発
派遣国
アフリカ
ルワンダ ルワマガナ郡
一言メッセージ
かねてからの「途上国の現場を見たい」という思いから、銀行を辞めてルワンダの地へ。人々の温かさに触れながら、日々ルワンダと自分の可能性に挑戦しています!合言葉は「ブホロブホロ(=少しずつ少しずつ)」!

 

EXPO出展!~当日編

2018.08.24

活動

最近の水事情。8月上旬に1週間程断水にはなったものの、昨年よりは比較的水は順調に来ている気がします。

今回は前回に続き、EXPO当日の様子について紹介します!

【トップページ:会場の様子】

■EXPO当日

当日は快晴。1日目の朝、大量に出来立て商品を持って会場のグラウンドへ。会場にはイベント用のテントが張られているものの、案の定場所の配置などがされておらず、自分達で空いている場所を探し出してテーブルセッティング。他団体も徐々にやってきて準備。当初8時開催との話でしたが、皆えっちらおっちらやっているので、準備が終わって人が集まり始めたのは11時頃...

【写真①:上_場所を探し出してテーブルセッティング/下_他のお店を出展&急遽準備協力してくれたメンバー達】

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開店後、珍しい食べ物を並べている為、すぐに人が集まってきましたが、初めは興味深そうに、遠巻きに見ているだけ。が、その内、「これは何?」「何が入っているの?」「これはいくら?」と聞き始め、1人買い、2人買い...している内にその口コミが広がって徐々にお客さんが集まり始めました。2日目にはお店の前に待ち受ける人々や、「予約したい」という人達も!3日目には、半ば商品の取り合いぐらいの勢いでお客さんが購入していきました。何といっても一番人気はコロッケでした!慣れ親しんだじゃがいもで出来ている点、100Frwとルワンダの人々に手頃な価格だった点が奏功した様です。リピーターも沢山来ました。大盛況のおかげで、その日の販売が終わると、夜と翌朝仕込み...という日が3日間続きました。

【写真②:初めは遠巻きに様子を見ていた人達も、だんだんと購入し始め、最終的には人だかりに】

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郡庁での宣伝の効果もあり同僚や友人達も見に来てくれ、中には「これは美味しそうだ!」と買っていってくれました。課長(=私の郡庁のボス)は、フードショップだけではなく、全4つのグループのお店を見て回ってくれました。

最終日には郡庁のトップ・郡長の視察団も来て、全部のお店を見て回る中で、「おお、ここはビーザ(=私のキニアルワンダネーム)の支援をしているお店だね」と足を止めてくれました。

【写真③:見に来てくれた同僚達】

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【写真④:課長は全部のお店を見て回ってくれた】

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■売上

フードショップの売上は、3日間ほぼ完売でした!コストを差し引くと利益はほぼトントンでしたが、保守的と言われるルワンダの人々もこうした新しい美味しい食べ物を購入してくれるという事、手が伸びる価格帯が分かった事は非常に有益でした。

■3日間の売上 ※材料の関係で3日間連続して販売出来なかった物もあり。

・コロッケ(3日間):138個

・ピザ(2日間):小35個/大18個

・ハンバーガー(2日間):16個

・ドーナツ(2日間):プレーン89個/アイシング54個

・ズッキーニケーキ(1日):12個

・クッキー(1日):50個

また、他の支援グループにとっても、普段は来店しない層のお客さんが集まりPRやお客さんのニーズを知る事ができ、販売のいい経験になったようでした。

【写真⑤:他の出展グループの様子】

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■EXPOのメリット

今回実際に郡庁のイベントに出展参加してみて、メリットや課題を色々肌身で感じる事が出来ました。

◇メリット

・地域の人々が集まる為、よい宣伝となる。

・新製品や試作商品等の反応を試すことが出来る。

・少数ながらムズング(=外国人)も集まる為、ビジネスリーチを広げるよい機会となる。

・ルワマガナ郡のグループであれば出展無料なので、小規模な地域ビジネスも参加出来る。

・最終日に額縁に入った『出展証明書』が全出展グループに発行された。これは出展者の自信と誇りになった(ルワンダ人は証明書を好み、小さなセミナーでさえ「証明書を発行して貰えないか」という問い合わせを受ける)

【写真⑥:後日ちょっと自信ありげに出展証明書を見せてくれた出展者達】

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◇課題

・出展募集の案内が直前過ぎる。また出展者は広く募集されておらず、知っている一部の団体に個別に電話でコンタクトを取る程度なので(しかも1週間前という直前)、出展者が限られている。

・イベントの宣伝が不十分(開催週の(月)でさえ、知らない郡庁職員もいた。一般市民は全く知らされていない)。市民向けの宣伝は当日大きな音楽を流して、初めて「何かイベントをやっている」と気付く程度(但しこの方法はルワンダのどのイベントにも共通)。

・出展準備の段取り等の情報がない。事前準備が十分に出来ず、当日の朝慌ただしかった。

・EXPO期間中のプログラムが周知されていない。「閣僚や郡長が来訪するので待機しておいてくれ」と言われていたが、いつ来るか知らされていなかったので、来るまでひたすら待たなければならなかった。また、開始時間や閉会式の時間等でさえも、当日その場で知らされる形であった。

・平日開催の為、日中に労働者や学生の世代が集まれず、集客に大きな課題あり(夕方16~17時頃が混雑)。

・イミヒゴの年度末の月に開催というのも、郡庁職員の負担になっているのでは...?

■レポート作成

前述のメリット・課題を洗い出し改善点を提示したものを『EXPOレポート』としてまとめ同僚と課長に提出。このレポートが好評だったので、勢いで郡長にも提出。「100回位言い続けたら、1回位伝わるかもしれない...」と願いつつ。

【写真⑦:上_EXPOレポート/下_郡庁制定のカバーレター(郡長宛)】

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EXPOに出展し、実際に準備・販売を計画することで、出展者達のいい経験になり自信にも繋がったようです。また、私自身イベントを外から眺めていただけでは分からない郡庁マネジメントの仕方や実態、課題も知ることが出来、今後の活動にも大いに有益な経験となりました。

加えてこれは想定外でしたが、課長や同僚達が私の活動を『見て理解する』機会にもなり、その後の活動協力を得る上でもいいきっかけとなりました。

さらに、この6月のEXPOをきっかけに各グループの活動が郡庁に認識され、7月、8月も連続でイベントへの出展依頼があり参加しています。

総じて、今回のEXPO出展はよい経験となりました。