ルワンダかけはし通信~ブホロ ブホロ

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小郷 智子
(大阪府)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
コミュニティ開発
派遣国
アフリカ
ルワンダ ルワマガナ郡
一言メッセージ
かねてからの「途上国の現場を見たい」という思いから、銀行を辞めてルワンダの地へ。人々の温かさに触れながら、日々ルワンダと自分の可能性に挑戦しています!合言葉は「ブホロブホロ(=少しずつ少しずつ)」!

 

活動状況~中間報告②活動状況について

2018.06.22

ルワンダは抜けるような晴天が続いています。

さて、今回は中間報告の続き、活動状況について紹介します!

■活動状況について

中間報告で報告したこの1年間の活動状況(4月時点)と、現在の状況を紹介します。

■活動①~新規ビジネスの検討@YEGO Center(※1)

(1)プロジェクト第一弾:貯金講座開講

*活動のきっかけ:空手教室(後述)の活動でリレーションを構築し、当センターの統括者と話をした所、私の活動に興味を持ってくれ、何か協同してやろうという事になり、議論の結果、第一弾は貯金講座を開講する事に。

*ねらい:貯金の習慣を身に付けることで、将来の資金源確保

*実施期間:2017.12~2018.1(全9回)

*形式:講義形式(毎回レジュメを準備)。アシスタントも1人依頼し、通訳と同時にこの講義の進め方を伝授(ゆくゆくは彼ら自身で開講出来るように)。『通帳(エクセルシート)』と『貯金箱(ペットボトルと端切れで作成)』を作るアクティビティも実施。

*効果:全講義を実施後、実際に貯金を開始出来た。

また、講義を通して、時間にややルーズな『ルワンダタイム』ではなく、時間を守る事の大切さも教える事が出来た。

※1 YEGO Center【再掲】:青少年技術支援センター。公共施設で、10代後半~30代前半の若い世代に様々な技術支援を行うセンター。

【写真①&トップページ:貯金講座の様子。ペットボトルで貯金箱も作成】

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◇現時点の状況:今では週末定期的に貯金状況を確認し、貯金状況や通帳への記録の仕方をチェックしつつ、彼らのモチベーション維持を継続。

【写真②:週末教会に集まった子供達に通帳で貯金状況をチェック】

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(2)プロジェクト第二弾:農作物を使った新商品の試行

*ねらい:加工品の少ないルワンダにおいて身近な素材で新しい商品を作り、新規事業開拓を検討。また、具体的な商品販売を検討する事を通し、ビジネスマネジメントの仕方を考える。

*進捗:YEGO Centerの担当者を集め分科会を発足させ、進め方を議論。

*足許課題:YEGO Centerに予算、製造施設が無い。

*対策:郡庁宛に本企画をプレゼンし、プロジェクト予算を捻出出来るか可否打診、既存の郡庁関連の施設(活用が不十分な施設を対象)の有効活用提案。

【写真③:分科会でのディスカッションの様子】

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◇現時点の状況:分科会のメンバーが別のプロジェクトに入った為、新分科会メンバーを探し中。統括者も6月末はイミヒゴで多忙な為、7月以降に再度話し合う予定。

■活動②7:ファイナンスの改善@SACCO(※2)

*きっかけ:同僚が紹介してくれたSACCOに通い、融資担当者とリレーション構築。私の活動内容を紹介し、協同で活動してみようという事に。議論の結果、町のアリメンテーション(雑貨屋)が在庫管理、出納管理をしてなさそうなので、そのマネジメント改善をする事に。

*ねらい:5S(整理整頓)による在庫管理→出納管理→ビジネスマネジメント改善

*進捗:

ⅰ)提案書を作成し、SACCO担当者に改善計画の同意を得る

ⅱ)融資先を一緒に訪問し、対象先を3件選出

ⅲ)対象先に改善計画を説明

ⅳ)レイアウト図のドラフト作成

*足許課題:SACCO担当者が多忙の為、一緒に改善指導を進めるのが困難な状況。

*対策:アプローチ方法を変更の相談中。

※2 SACCO【再掲】:全国のセル(=郡の二段階下の行政単位)ごとにある公共のマイクロファイナンス機関。口座開設時に一定金額を預金し、それを資金源としている。主に預金、引き出し、ローン等の業務を担っている。ローンについては最長2年間で、民間金融機関より金利が低く借りられるのが特徴。

【写真④:SACCO担当者と提案書を基にディスカッションし、融資先訪問】

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◇現時点の状況:最初に選出した3件の融資先が諸事情で活動出来なくなってしまった為、新たに融資先を1件選出。SACCO担当者も多忙の為、まずはこの1件に集中して進める事に。

【写真⑤:新たに融資先訪問から】

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■活動③~既存ビジネスの改善@コーペラティブ(=協同組合、以下コーペラ)

*きっかけ:郡庁の同僚に紹介して貰ったり、一人で歩いて実地調査していた時に発見し仲良くなったコーペラでビジネス改善が出来ないものかと考えて活動。

*対象:①ハンドクラフトコーペラ、②服飾コーペラ

*ねらい:ビジネスマネジメント改善による収入向上

*進捗:

①セールスプロモーションの提案中(郵便局、ホテル、レストラン)

②端切れを利用した雑貨作成提案(パッチワーク)

*足許課題:

①各所に提案、一度目は断られる。

②業務多忙で時間がない。

*解決策:

①郡庁の課長、同僚に相談し、検討中。

②隙間時間で少しずつ。

【写真⑥:ハンドクラフトコーペラの様子】

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【写真⑦:服飾コーペラの様子】

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◇現時点の状況:

①ホテルに再度交渉し、丁度ホテルの入り口にお土産物屋スペースを改修するとの事で、そのスペースを無料で使わせて貰える承諾を得る。現在改修状況を定期的に確認中。また、6月にはルワマガナ郡庁主催のEXPOへの出展支援。接客の訓練と顧客のニーズを知るよいきっかけとなった。

②現業多忙の為、定期的に訪問して状況確認中。

【写真⑧:ハンドクラフトコーペラ~同僚とホテルに交渉。右手の小さな部屋をお土産物屋スペースに改修予定】

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【写真⑨:ハンドクラフトコーペラ~EXPO出展の様子】

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■その他の活動①~空手指導(青空空手クラブ、空手教室)

*きっかけ:

①先輩隊員から、「校長先生から空手指導を依頼されている」という小学校を紹介して貰った。

②歩いて実地調査している時に、YEGOC Centerの統括者と知り合いになり、話している内に空手の指導をしてほしいと依頼された。

*対象:

①プライマリースクール

②YEGO Center

*ねらい:日本の文化を知るきっかけ作り。子供達と仲良くなる。

*効果:

①空手クラブを発足し、週一回スポーツの時間に指導。形(平安初段)を教え、修了式&卒業式の時に形演武披露。

②空手の指導を通じてYEGO Centerとのリレーション構築。さらに統括者が私の収入向上に関わる活動にも興味を持ち、その後の活動に繋がっている。

【写真⑩:プライマリースクールの青空空手クラブ~稽古の様子と修了式&卒業式での発表】

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【写真⑪:YEGO Centerの空手教室~稽古の様子】

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■その他の活動②:情報発信(JICA公式ブログ世界日記執筆)

*ツール:JICA公式ブログ「世界日記」に投稿

*内容:ルワンダの生活でちょっと気になった事を発信

*目的:ルワンダの日常を日本にいる人々にも知って貰うきっかけを作りたい

その他細々とありますが、以上がこの1年の主だった活動です。

赴任当初は何も無い所からのスタートでしたが、1年を振り返ると意外とあれこれあり、自分の関わるコミュニティが広がってきた実感があります。やってみて進まない事も多々ありますが、「私の意図はこうだったけど、皆はそう受け止めるのか!」とルワンダの人々の反応が分かって楽しいです。

残り1年を切りましたが、『結果』だけではなく彼らに『考え方の足跡』が残せるように、どこまで出来るか分かりませんが、一歩ずつ進めて行こうと思います。