JICA海外協力隊の世界日記

とどけガーナ暮らし

12年ぶりのサイエンスクイズ優勝!

Me ma mo aha!(メマモアーハ みなさんこんにちは)

つい先日、嬉しい出来事がありました。

ガーナのテレビで報道されている、National Science and Math Quiz

(通称 NSMQ)で、配属先の高校が見事1位に輝きました!

Conglatulations!

ガーナ国内およそ400校が参加するこのクイズ大会。

毎年この時期に開かれていて、今年で25周年!となかなか歴史のある人気番組です。

名前通り、理科(物理、化学、生物)と数学の問題が出題され、

真偽を問う問題、スピードを競う問題、記述式の問題、と第1~5ラウンドまで行われます。

学生の学力を促進させるために、始まったこの番組。

この日のために、生徒、先生たちは夜遅くまで準備、準備…


その努力が実り、なんと12年ぶりの優勝!ワールドカップ3回分ですね!

そんなガーナ国内でもトップレベルの成績を誇る、進学校。
生徒は勉強熱心、先生は教育熱心でとてもいい学校です。


ここで、私はICTを生徒に教えています。

PC機器が十分にない、停電が多く、電力が安定しない…

いろいろと課題がある中で、生徒の実技力をいかにアップさせられるか、

同僚と試行錯誤の毎日。

ガーナでは、ICTは小学校から必修科目とされていますが、

ほとんどの小学校、中学校では、PCのない環境でICTを学ぶため、

高校で初めてPCを触る子もいたり、逆に裕福な家庭育ちで

タイピングもとても早くできる子がいたり…

と、かなり格差があるのが現状です。

昨年から高校では、ICTが大学の受験科目として選択可能となり、

ガーナの教育の中でも重要視されているよう。

ICT選択の生徒は毎日ICTの授業を受けます。

高校の先生は、授業で使えるPCが目の前にあるのに、

全く使わずに、セオリーを板書するだけの授業をしたり、

逆に機器トラブルでPCが動かないからと、

丸一時間何も教えない授業があったり…

と、なかなかアップダウンの激しい授業。

派遣期間の2年間。

生徒の実技力アップはもちろんのこと、

同僚の先生たちと同じ目線で仕事をして、

一緒に理想の授業を作っていきたいな、と思っています。

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