JICA海外協力隊の世界日記

赤い土に暮らして

アフリカからイメージする

日本の友人と連絡を取ったりすると、”アフリカって…”といろいろなイメージをもとに、私の暮らしぶりを心配してくれる。
The アフリカからイメージする代表的なものをあげると
①年中、気温が高くて暑い
②象やキリン、ライオンなど野生動物が身近
③野生動物を狩りしたり、虫を食べる
残念ながら、期待に沿うような暮らしは全くしていない。
南半球に位置するモザンビークの今の季節は冬。毛布を2枚かぶらなければ、朝晩の冷えはしのげない。身近にみる動物といえば、犬・猫。その他には鶏・山羊・豚・牛、たまに七面鳥・孔雀・ほろほろ鳥などの家畜。ほろほろ鳥以外は、日本でもみることができる。よって野生動物の狩りの必要はない。もちろん家畜を家でさばくことはする。”原始的な暮らし”をしているモザンビーク人には、まだ会ったことがない。食べ物も服装も西洋の影響を受けているから、日本での暮らしと大きな違いや驚きはなかった。

アフリカらしさはどこにあるのかと考えると、やっぱり肌の色。ふと周りを見渡した時に、私だけ肌の色が違うと気付く。そしてアフリカにいることを実感する。
肌の色は差別的な表現を気にして、表向きな話題にするのは避けられるけど、魅力でもあると思う。人種が異なる人がいる。世界を知るうえで、これほど面白いことはない。
衣食住はグローバル化の流れで接近していくけど、人種的特徴はなかなか似通ってこない。モザンビーク女性のぷりっとした胸とお尻、生まれながらに上向きにカールしたまつ毛。そして特徴的な縮れ毛。アフリカ人女性にとって、ストレートヘアは永遠のあこがれ。ほとんどの人がエクステやウィッグを付けてお洒落を楽しんでいる。でも私からみたらはっきりとしたチャーミングな顔立ちが羨ましい。ヒトは無い物ねだりをしてしまうものだ。

120年の間ポルトガルの植民地とされてきたモザンビーク。言葉、食事、服装だけみると、、まして私の住む町はかつてのポルトガル人の避暑地、西洋的な邸宅が並ぶ。ここはアフリカなのかと疑問に思うけど、肌の色を見て、わたしはアジアを飛び出してアフリカまで来てるんだと再確認する。

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