JICA海外協力隊の世界日記

薬剤師のウガンダ秘境滞在日記

コーヒー作り

 今回はカプチョルワ県の特産品、コーヒーについて紹介します。

 カプチョルワ県ではコーヒーのアラビカ種が主に栽培されています。

 地元の人はコーヒーより紅茶を飲むことが多く、コーヒーは輸出作物として栽培されており、農家の大切な収入源です。

 上の左の写真はコーヒーノキの苗です。木が育つと赤い実がなります(右上の写真)実はそのまま食べることもできます。ほんのり甘い味がします。

 赤い果実を収穫し、果肉を取って2日間屋内保存した後、水洗して、1週間ほど天日で干して乾燥させます。車道近くで干していたり、豆の周りを鶏が歩く姿を初めて目にしたときは驚きました。少し酸っぱいような匂いがします。

 乾燥した豆を、左上の写真のような杵と臼で叩くと皮が外れます。

 私たち日本人はなかなか上手くに叩けませんが、写真のサイラス君(地元の子)はやっぱり上手い! リズミカルに叩いて皮を取りました。

 皮を取り除いた後、焙煎します。ガスも電気も通っていないコーヒー農家なので、かまどに鍋を置いて焙煎します(右上の写真)

 焙煎するとコーヒーの良い香りが広がりました。

 皮を取り除くために使った杵と臼を再び用いて、焙煎した豆を粉状にします。

 これでコーヒー粉の完成です。

 作ったコーヒー粉からその場でコーヒーを入れて。ブラックでいただきました。

 濃厚でおいしいです!!

 

 左上の写真の豆が焙煎前、右が焙煎後です。

 右下の写真が完成したコーヒー。

 左下はコーヒーノキで見つけた野生のカメレオンです♪

 カプチョルワでは地元出身の子によるコーヒーツアーを体験することができます。
 是非カプチョルワに観光にきた際は、コーヒー作りを体験してみてください。

 コーヒー豆を直接買うこともできます。1kgが700円くらいです。コーヒー農家さんの収入向上にも繋がります。


 では最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 ケイタボン(現地語でありがとう)

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