JICA海外協力隊の世界日記

薬剤師のウガンダ秘境滞在日記

ウガンダの学校

 同カプチョルワ県にて活動している隊員とウガンダの学校の様子を紹介します。

 大洞さんはSt.Aaghata Gamatui Secondary Schoolに赴任し数学を教えています。

 学校は全寮制の女子校で、日本の中学から高校生にあたる年齢の子供たちがいます。

 初めて、学校の様子を見学した時は本当に驚きました!

 子供たちは朝早くから夜遅くまで勉強がぎっしりと時間割に組み込まれています。

 しかし教科書は全生徒の分がないので、先生は教科書の内容を全て黒板に書かなければなりません。

 また、問題集もないので授業で習った類似問題を解いて復習することもできません。そのため学校では暗記中心の学習法になっています。

 見学させてもらった大洞さんの授業はS-2(中学2年生)の立体図形の回転でした。
 大洞さんは空き箱を利用して、三角錐や直方体を作り、回転させて生徒たちに実際に見せながら授業を行っていました!

 そして最後に今回の授業の目玉!

 日本文化紹介として、折り紙で風車を作り、回転させてみました。

 写真(上)授業風景。長机に3人ずつで座っています。定規や電卓を貸し借りしながら生徒たちは問題を解いたり、板書していました。

 写真(下左)風車の作り方を説明する大洞さん。

 写真(下右)風車を完成させた生徒。

 多くの生徒が風車を完成させて、得意そうに私の前でポーズをとってくれました。

 学校の先生など教育を支援する隊員は、日本語ではない言語で勉強を教える難しさや、進級試験など任国の教育制度に理解した上で日本の経験を活かして授業しなければなりません。
 でも「こんにちはー!」と日本の挨拶をすぐに覚えて使ってくれる子たちを見ていると、テレビなどの情報がない子供たちにとって日本人の先生に教えてもらった経験は異文化を知る貴重な経験になるのではないかと思います。
 教育現場は短期的な数値で活動の成果を得ることは難しそうですが、子供たちに直接向き合うので長い目でみると大きく貢献できる活動となりそうですね。

 医療現場だけではなく教育や農村などいろいろな様子を見て、ウガンダの地元の人々の生活や文化を理解したいと思います!

 では、最後まで読んでいただいてありがとうございました

 ケイタボン!(現地語でありがとう)

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