2019/03/04 Mon
活動
NCDシンポジウムに行ってきました
先日フィジーで行われれた、大洋州のNCDs対策に関わっている隊員とそのカウンターパートが集まるNCDシンポジウムに参加しました。
大洋州でNCDs対策の隊員が派遣されている国々は10か国。総勢30名超えの隊員とカウンターパートたちが集まりました。
行われた概要として、各国で行われている活動報告や開催国であるフィジーでの取り組み、フィールドワーク、それぞれボランティアの経験事例から話し合いを行うグループワークなどなど、内容が盛りだくさんの3日間でした。
全部は書ききれないので、とくに感じたことを数点挙げて書きたいと思います。
・「規格外」の体型のトンガ人たち
トンガからは私ともう一人の隊員2名とそのカウンターパート2名で参加しました。もう一人の隊員が出張に行く前に「私のカウンターパートが一番大きいかもしれない…」とボソッとつぶやいていました。私はのんきに「大洋州でNCDs対策が盛んな国々なんだから、みんな変わらないくらい大きいでしょ、ははは」と答えていました。
だが、しかし、そんなことはなかったのです。
たしかに、みんな細くて、やせていて・・・・ということはなかったですが、
せいぜいoverweight
しかし私たちのカウンターパートたちは明らかに
Obese
明らかな肥満体型でした。
それもそのはずです、ここはNCDs対策を国で扱っているスタッフがカウンターパートなわけですから、気を付けている人も多いはず。というよりも気を付けなければならない人たちのはずです。
もちろん、他の国の隊員に聞いたところ今回連れてきた人はわりとやせているほうで、他のスタッフは結構大きいよ~などと聞くことはできましたが、他の隊員からも「トンガは《規格外》に大きいね」と次々に言われてしまいました。
「指導する側が説得力のない体型だとNCDs対策にならない」
といったような言葉をかけられたときは、何も言葉を返せなかったし、大きく頷くことしかできませんでした。
私の残りの任期の大きな課題のひとつとして、
「カウンターパートと一緒にやせる」
という大きい目標が立ちました。
・英語力の拙さ
元々、語学は苦手で、英語もほぼ話せない状態で訓練を始め、派遣されてからはほぼトンガ語を使用していて、英語でのプレゼンテーション、意見を出すなどというのは訓練以来でとても久しぶりであり、自分の英語力の低さに愕然としました。意見を発表するときなども英語が出てこない、聞いていてもなかなか理解ができない・・・やはりもっと英語にも触れていなければと思いました。実際トンガ語もまだまだで、語学というものを身に付けるにはそれ相当の努力と時間をかけなければならないことを改めて感じました。
・隊員同士の交流
今回、任国外旅行で行くことができない国々の隊員も集まったので、全然知らなかった国々の隊員の様子や環境、苦労について知れたこと、情報が共有できたことは、私も頑張ろうとういう意欲につながりました。
とくに、同じ大洋州で看護師であるも、任国外旅行へいけないソロモンの同期と会えたことはとてもうれしかったし、またフィジー隊員の同期も2人来てくれ、4人集まって夕食ができたことはとても楽しい時間でした。
フィジーの離島隊員であった訓練中同じ班の隊員がタイミングよく首都に上がってきたおかげで会えたりなど、有意義な時間を過ごせました。
・やはり必須の「morning tea」
この写真は、NCDのシンポジウムといえど、やはり大洋州の文化を取り入れなければならないため、「morning tea」がありました。もちろん朝食も昼食もありますが、この「morning tea」は欠かせないものみたいです。
普段のワークショップだと、ケーキ、揚げ物、ドーナッツなども出てくることも多いのですが、NCDシンポジウムということで、健康的にサンドウィッチとフルーツでした。食事と文化が密接である中でのNCDs対策の難しいと考える一面でもありました。
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