JICA海外協力隊の世界日記

ジャマイカよ、めざせコミュニティ防災 2016-2018

地震啓発月間とヘルスセンター

ジャマイカでは1月が地震啓発月間に設定されています。 お隣の国ハイチで2010年に大地震が起きたのも1月ならば、1907年にジャマイカで大地震が起きたのも1月。 できれば地震はもう起きてほしくないものの、万が一には備える必要があります。 地域の皆さんに地震が起きた時にどうすればいいか知ってもらうために、各地で地震に関するイベントが行われます。 私の配属先であるセント・アン教区でも、地震啓発月間に合わせて、いくつかイベントが企画されています。 行政直轄の医療機関であるセント・アンズ・ベイ・ヘルスセンターでは地震対応訓練を企画しているとのことで、打ち合わせがてら見学に行ってきました。 ヘルスセンターと言うと、日本ではジムとプールと温泉がセットになった一昔前のレジャー施設というイメージですが、英語では一般的に一次診療機関のことを指します。 日本でいうところのクリニックや診療所に当たりますが、施設の規模や機材の充実度は必ずしも日本の診療所と同じとは限りません。 セント・アンズ・ベイ・ヘルスセンターもまた、日本の診療所とは異なるだけではなく、いい意味で期待を裏切ってくれる施設でした。 入院こそできないものの、診療科ごとに専門の医師が常駐していて、ほとんど総合病院と同様の体制。 患者さんが受付を待つスペースも大きく取ってあり、テレビまで設置してあります。 患者さんのプライバシーの関係で写真が撮れなかったのが残念です。

唯一撮影できた写真は薬局のもの。 かなり整理整頓されているものの、地震が来たら散らかってしまうので、今から何とか対策したいところです。 セント・アンズ・ベイ・ヘルスセンターでの地震対応訓練は来週以降とのこと。 準備期間は短いですが、何ができるのか、一緒に考えていきたいです。

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