2018/05/25 Fri
活動
学校での手洗い啓発2
先日行われた学校の手洗い啓発。
第2弾の舞台は首都ダカールから真東に90キロほどのバンベイです。
バンベイの中村隊員が今回の手洗いキャラバンのキャプテン。
中村隊員は学校で下痢などの自覚症状や
普段の手洗いについて生徒達に事前にアンケートを行っていました。
「毎回必ず手洗いをしている」と答えている生徒の割合は多いにもかかわらず、下痢の罹患率が高いという結果でした。
このことから正しい手洗いができていない事が予測され、病気予防という事への意識の乏しさも関連していると考えられました。
衛生に対する意識が乏しければ、正しい手洗い指導を行っても継続を求めるのは難しいと思います。
このような背景から
今回の手洗い啓発の目的は
ブルーライトを使用した手の汚さの可視化
衛生的手洗いの経験による衛生的概念形成となりました。
前回のギンギネオとは学校の規模が違い
1クラス50人ほどの大人数でした。
だから生徒たちにブルーライトを使用してもらうのではなく
隊員によるデモを行い、生徒たち一人一人の手洗いの時間を確保できるように工夫しました。
今回の学校での啓発の鍵は
なんといっても学校の先生のやる気と協力でした。
生徒たちと関係性のない隊員だけで50人の生徒を相手にしたら
おそらく戦場のように統率のきかない現場になりますが
先生の統率力のおかげで
2クラス100人ほどの生徒たちに衛生的手洗いを経験してもらうことができました。
前回と同じ内容の手洗い啓発ですが、
その任地によって協力者の理解ややる気も異なり、
生徒たちの理解力・クラス規模も違ってくるので、その場その場にあわせた方法があるということを改めて学びました。
最後は校長先生に特別手洗い授業をしておしまい。
「こんなに汚れは落ちにくいのね」と何回も手を洗い直している姿が印象的でした。
一人任地でなかなか行動が起こせないわたしですが、
中村隊員のように一人でもこのようにいろんな人の協力を得ている活動をみてとても刺激を受けました。ありがとうございました。
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