JICA海外協力隊の世界日記

Jamm Lekk 平和だけ。

国境なき教師団

去る7月、

同期の看護師隊員、大塚JVの任地ファティックで

Enseignements sans frontiaire(国境なき教師団)

という学校の先生たちを対象にした学習会がありました。

 

プロジェクト自体はスイスの援助で行われていましたが、

JICAボランティアも小学校教育、幼児教育、環境教育、私たちの学校保健分野でそれぞれ講座を担当させてもらいました。

 

学校はバカンスの時期なので

3週間の日程で

先生たちはいろんなことを学びます。

 

大塚JVとわたしは

学校で起こりそうな怪我や

任地の子供達によく見られる症状の紹介とその対処方法を説明しました。

 

また、一次救命処置である

心臓マッサージや回復体位も実演・演習しながら行いました。

しかし

今回の講座をやってみて

自分の言いたいことの伝わらなさに愕然としました。

聞いてくれてるセネガル人の反応がない。

スイス人のフレデリックがほとんどすべてにおいて

解説してくれてレスポンスがくるという状態でした。

講座をしたところで

しただけじゃ意味がありません。

きちんと伝わったのか

理解できたのか

そここそが大切で

語学の壁を改めて感じました。

やっぱり自分が講座をするより

セネガル人の協力者に伝えてもらうのが

1番伝わるし、また続いていく可能性がある方法であると改めて実感させられる経験になりました。

また

わたしは普段一人任地なので

久しぶりに

スムーズにコミュニケーションがとれて

協力して働くという安心感を感じました。

わたしはこれやるね、という

役割があったり

2人で話すからこそ

でてくるアイデアがあったり、

モチベーション下がるときも

お互い支えあえたり、

それはもう、

大塚JVがバリバリにすごいからなのですが。

1人じゃ

語学的にも、知識的にも、

場所とか時間の確保とか人間関係的にも

できないと思うことも

もう1人いたらできるかも

一緒ならできるかもと思えました。

セネガル人とそんな風にして

やっていけるのが1番理想ですが

それがなかなかできないから

わたしの活動は迷走してしまうわけで。

もし、自分の任地に

もう1人ボランティアがいて

協力できたら

今はできない

もっと大きなアクションが

起こせるのかもしれないと

感じたわくわくな出来事でもありました。

協力するということは

11

3にも4にもなる可能性がある。

せっかく協力隊としてきているのだから

自分がすごい活動ができなくても

仲間の活動を

お手伝いするのだって

立派な活動だと感じました。

その経験は繋がりにつながって

いつか自分の活動にも活きてくる。

まさに、情けは人の為ならず、だと思います。

ファティック隊のみなさん

暖かく受け入れてくれて

ありがとうございました。

 

そして、大塚JV

まゆみんの活動の姿勢に学ぶところがたくさんありました、ありがとう。

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