JICA海外協力隊の世界日記

セネガル日記

運動会 セネガル人の活躍

今年で3回目の運動会。

協力隊員間のテーマは

「セネガル人の先生と子どもを活躍させること」

これまでの運動会で当日の流れを理解しているはずの先生たちを信じ、極力待ち、最低限の手助けをすることにしました。先生たちに考えて行動してもらうことが今後につながるという考えからです。

全校生徒分あったはずのハチマキが足りないことが前日にわかり、競技の時だけ着用することに。それでハチマキ係に急遽任命された高学年の子たち(写真1枚目)。競技が終わった子からハチマキを回収し、ほどいて次の学年に渡します。練習時にはなかった係でしたが、よく気が付き仕事をしていました。

用具係や得点係などの子たちも責任をもって仕事をしていました。もともと動けるのに、あまりうまく機能していない学校での手伝い。「係」としての使命感は素晴らしいものでした。学級経営のヒントになると思いました。

先生たちが競技に関わってくれたことも今回の収穫でした。

開会式後に準備体操をするのですが、練習では全く参加しない先生たち。「俺たちが体操すると子どもは笑ってしまって集中できないんだよ」という言い訳をしますが「先生は手本を見せるべき。本番はやってね」と言っておきました。

本番は・・・

しっかりやってくれました。一番威厳のある先生(写真2枚目)がやってくれたことが、今後の変化のきっかけになる予感がします。

今年転勤してきた先生(写真3枚目)は、倒れたハードルを戻したり、用具の出し入れを手伝ったりとよく気が付いて動いていました。また、体育の授業に関わりのないアラビア語専科の先生も当日たくさん働いていました。これまでの運動会の様子を知らない先生もたくさん働いていました。

1人の協力隊員の思いから始まったセネガルでの運動会。

その隊員は帰国しましたが、こうして続いています。役割をセネガル人に移し、少しずつセネガルの文化となりつつあります。

これから、どのような関わり方ができるのか考えながら活動していきたいと思います。

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