JICA海外協力隊の世界日記

チョコっとガーナ日記

十人十色の自己紹介カードが完成!

アンテレー!こんにちは!

こちらガーナでは、9月から新年度が始まり、個人的には2年目の活動が本格的にスタートしました。

2年目は1年目の反省を活かし、ICTの授業においてさらにガーナの先生方に教材の作り方・使い方を伝え、加えてそれらを用いて実践する機会を設けられるようガーナ人教員に焦点を当てて活動していこうと考えています。

さて、そんな私の2年目の中心的な活動の一つとして、巡回先の一校の中学校と日本の中学校とが9月から3月までの半年間共に学び合う「アートマイル壁画プロジェクト」(※)があります。詳細はこちらから。(※一般社団法人ジャパンアートマイルが主催)

概要としては、ガーナ、アフリカのみならず、世界中の学校と日本の学校が繋がり、世界に住む同世代の仲間たちと半年間かけて共に学ぶ国際協働学習です。前半は自分たちの文化・考えなどを発信しつつ相手の異なる文化・考えを理解し、さらにテーマに沿って思いや考えを共有し合い、新たな視点を受け入れながら共に考えていく時間となります。後半は日本とガーナの学校の生徒による共同作品(一枚の絵)を作成する予定です。(一部サイトより引用)

ガーナの国全体としては本校からの参加のみ。子どもたちも楽しみにしつつ、校長先生はじめ先生方も本プログラムに理解を示し協力的に動いてくださっています。

さて、まずは半年間共に学習する日本の生徒たちに向けて、自己紹介カードを作成する時間を設けました。
一人一枚A4の紙を配付し、30分という限られた時間で全員が作成、そして一人一人の写真撮影までできるかというチャレンジ。中学生とはいえ、ガーナの中学校には美術などといった情操教育的な科目は無く、普段あまり行わない自己表現を時間内で行えるかという不安もありながらのスタートでした。

当初抱いていた不安は何のその。22名の子どもたちはそれぞれA4の紙いっぱいに、創意工夫を凝らした個性豊かな自己紹介カードを仕上げていました。そして時間内に全員の写真の撮影と片付けまでも終了しました。

↑個性豊かな自己紹介カードの一部(名前の部分のみ編集しています)

さらに、作成・撮影と終わった子に声をかけると、作成時に貸したペンを全て集め、元通りに返却までしてくれました。
様々な点で子どもたちの能力に気づかされた時間でした。

普段授業では学ばない・扱われていない自己表現、そしてそれを人に伝える活動。また、準備や片付けといったあるこれから社会に出た際に大切になるような力。これらもこのプログラムを通して、子どもたちと考え、学んでいければと思います。

日本の相手先の中学校とは時差が9時間ありますが、今月中Skypeで直接話す機会が予定されています。そのことを伝えると、期待の声があがるほど楽しみにしている子どもたち。そんな子どもたち同様、私自身も非常に楽しみです!

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