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施設の人はほとんどムスリムなので断食をしています。

多くの施設にはクーラーはないので暑い中、水を飲むこともできません。

なので必然的にみんな動くのは最小限にし、汗をかかないようにすごします。

多くの施設からは断食が終わってから来てほしいと言われます。

そこで、身体を動かさずにできる折り紙をしました。

この施設では大人の方が多く、普段は工場の下請けでスプーンを袋詰めする作業をしていますが、

今仕事が無いとのことでした。

普段作業をしているだけあって、折り紙も上手でした。

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折るのに時間がかかっていると、職員はついつい手伝って全て折ろうとするのですが、

自分で頑張っているから見守ってと伝えました。

全てを職員が折るのではなく、自分でできるように少しサポートすることが必要だということを伝えるのは難しいです。

また、角が綺麗に合わさっていないとどうしても修正して綺麗に整えたくなるようですが、多少ずれてても大丈夫だと伝えます。

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今回は３枚の折り紙を作ってコマを作りました。

作った後には楽しく回して遊んでいました。

職員はコマを見て綺麗！コンパクト！と言って大好評でした。

かなり難しい工程でしたが、みんなあきらめずに最後まで折ることができました。

その後も折り紙が好きになり、鶴や腕時計、手裏剣なども作りました。

最後に職員が「"自分で作った"」ということが大事なんだね」とさりげなく言っていたのでとても嬉しく感じました。