JICA海外協力隊の世界日記

Madamadamadagascar!

マダガスカルってどんな国?

初めまして!27年度4次隊、コミュニティ開発の梅永優衣と申します。
皆さんはマダガスカルに対して、どんなイメージをお持ちですか?
一発芸や映画のタイトル等でその名前は知っているけれど、実際にどんな国なのかあまり具体的なイメージがつかない方も多いのではないでしょうか。
実は、マダガスカルって日本との関係が深い国なんです!
今回はそんなマダガスカルと日本の共通点の一つ、お米についてお話します。
当国では年間国民一人当たり約120kgを消費しており、これは日本の2倍に値します。
Hotely(一般食堂)で昼食を頼むと必ず、お皿いっぱいのご飯が運ばれてきて、細身の女性でもそれをぺろりとたいらげてしまうことに驚かされます。

お米は主食として食べられているほか、一般家庭やHotelyでも米を使った料理を頻繁に目にします。
例えば、ご飯を炊いた後に残ったおこげと水を煮立たせて作るrano’apangoは、麦茶のような香ばしい味がするマダガスカル風のお茶です。
その他、mofogasyと呼ばれるコメ粉でできたパン(写真上)があります。
Hotelyの軒先などに売られていて、一口サイズで安いので移動中に目に留まるたび買い食いしてしまいます。

コメ粉を使った食べ物は他にもあります。


一見すると煮豚のようにも見える、バナナの葉の上から細い紐でぐるぐると巻かれているのは、koba(写真上)といいます。
これは、コメ粉、ラッカセイ、つぶしたバナナ、ハチミツ、トウモロコシ粉末を水などで練り合わせたものをバナナの葉で包み、蒸してできたものです。
マダガスカルはこれだけ米が多く食べられている国でありながら、サイクロンなどの影響で年間生産量の変動が大きく、米の消費量に比較して生産量が少ないため、消費量の10パーセントを輸入に頼っているそうです。
そんな中、JICAではマダガスカルの中央高地5県におけるコメの増産を目標に、2009年、「中央高地コメ生産性向上プロジェクト」(PAPRIZ)をスタートし、2015年からはフェーズ2が始まりました。私の要請内容は、5県のうちの1件であるヴァキナカラチャ県におけるPAPRIZの稲作技術の普及、定着支援です。
次回以降はもう少し活動内容についてお話したいと思います。

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