JICA海外協力隊の世界日記

Madamadamadagascar!

マダガスカルの独立記念日

マナオーナ トゥンプコ!(マダガスカル語でこんにちは!) マダガスカルは1960年6月26日に「マダガスカル共和国」としてフランスから独立しました。毎年6月26日は全国各地でFety(お祭り)が開かれ、独立記念日を盛大にお祝いします。 任地アンチラベのTsena(マーケット)には、数週間前からカラフルな雪洞(写真上)が並んでいました。前日である25日の夜は駅前に出店が並び、ステージが設置され、有名な歌手が入れ替わり立ち代わり深夜までライブ演奏をしていました。色とりどりに光るカチューシャやブレスレットなどを身につけた子供たちが雪洞を持って歩く姿は、幻想的な雰囲気を醸し出しています。マダガスカルで花火が上がるのは、一年の中でこの日だけだそうです。

独立記念日の数週間前には、住民から「ダンスを教えてほしい」という要望が多くあったため、計3つの団体で4種類のダンスを教えてきました。当日は、同じ任地で活動する先輩隊員と一緒に、ヴァキナカラチャ県アンツォアタニ市で開催されたお祭りに参加しました。伝統的なLAMBAと言われる布を巻いた格好で伝統的なダンスを踊る少女たちや、ステージの上でストリートダンスを踊る少年たちがおり、マダガスカルのお祝い事にはダンスが欠かせないことが分かりました。

そんなマダガスカルでは、「手洗いソング SASAO NY TANANAO」が広まっています。このソングは、過去にマダガスカルで活動していた隊員が、マダガスカルの国民的有名歌手と協働して制作した手洗い啓発の歌です。マダガスカルにおいて、子どもの死亡原因の 20%が下痢性疾患だと言われています。下痢症は、手洗いをすることで罹患するリスクを下げることができる疾患であるため、子ども達が手洗いの重要性を知り、習慣付けていくことを目的に、この手洗いソングが作成されました。手洗いの動作を盛り込んだシンプルなダンスは、子供たちに広く受け入れられています。また、この手洗いソングは、現在のマダガスカルで活動している隊員たちにとっても、手洗い啓発だけでなく現地の子ども達との交流に役立つツールとなっています。

「手洗いソング SASAO NY TANANAO」の詳細は、こちらのURLからご覧いただけます。

https://youtu.be/jng7PXzJnWI

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