JICA海外協力隊の世界日記

コロンビアからの手紙

JICAボランティアの中間報告会

JICAコロンビア事務所で中間報告会が行われました。

中間報告会とは、2年の任期で赴任しているJICAボランティアが、おおよそ1年が過ぎた頃に行ってきた活動の内容を報告する発表会です。年に2回行われ、発表者はカウンターパートと協力しスペイン語で発表を行います。コロンビアでは6月と11月に行われています。

この中間報告会には、コロンビア全土から首都ボゴタにボランティアが集まります。他のボランティアがどのような活動を行っているのか聞くことができ、また普段顔を合わせることのないボランティアと話ができる貴重な機会です。特に赴任してすぐに離れ離れになってしまう同期隊員と会えることが何より嬉しいです。

今回の中間報告会では、2017年2次隊と3次隊の方が発表を行いました。

私はマーケティングという職種で赴任していますが、大学で日本語を教えている方や農作物の病気を研究している方、野球の指導をしている方など様々な職種の方の話を聞くことができとても勉強になりますし刺激を受けます。スペイン語での発表ということで資料の準備や発表の練習など大変だったかと思いますが、皆さんとても分かりやすく発表されていました。

会場にはスペイン語があまり分からない日本人と、日本語が分からないコロンビア人がいるので、発表内容の同時通訳が行われます。個人的にはこの同時通訳のスキルの高さに毎回驚かされます。各分野の専門用語も飛び交っている中で、これだけスムーズに通訳を行うのは本当にすごいと思います。

また中間報告会と合わせて、防災・災害対策の職種で派遣されているボランティアの方による救護活動の講習会が開かれました。内容はコロンビアの消防士による心肺蘇生法のレクチャーです。

心肺蘇生の方法自体は日本で行われる派遣前訓練でボランティアは全員習いますが、日本とコロンビアでの教え方の違いや実態などを知ることができとても楽しかったです。

私は2017年4次隊で赴任しているので、次回の中間報告会で発表を行います。私が今回感じたように、後輩隊員に少しでも刺激を与えられるような発表をしたいと思います。

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