JICA海外協力隊の世界日記

笑顔あふれる、ロンボク島。

中間報告会を終えて。

昨年12月、首都ジャカルタにて、中間報告会が開催されました。

今回、ロンボク島での活動を開始して1年が経過しており、私もロンボク島赴任後の活動についての中間報告をさせていただきました。

日々の活動ではインドネシア語を使用しているため、日本語でのプレゼンテーションは久しぶり。限られた時間の中で発表を行うことは、焦りと緊張もあったものの、いい勉強になりました。

この1年を振り返ると、できたこともたくさんあったけれど、できないこと、うまくいかないことだらけだった…というのが正直な感想です。

ボランティア活動を行っていると、計画通りにいかないことは日常茶飯事、計画したワークショップが中止になる等うまくいかないことはたくさんありました。

私の配属先は県の保健局ですが、実際の地域での活動は、保健局が管轄する県内各地の保健センターで、保健センターの看護師らと共に行っています。

そのため、配属先である保健局のスタッフと顔を合わせるのは週に1回程度。共に過ごす時間は決して長くはないこともあり、保健局のスタッフには、現在私が行っている活動の目的や活動内容を理解されないことが多々ありました。

特に、配属先の指示で毎週提出している活動レポートは、いくら提出しても手に取ってもらえないことが多く、落ち込むことが多かったです。

うまくいかなかった点も含めて正直に発表したところ、先輩隊員から「毎週提出しているレポートにコメント欄をつけてはどうか?」というアドバイスをいただきました。

その後、早速欄を増やして同僚にコメントを依頼してみたところ、保健局の同僚は今までで一番丁寧に文章を読み、コメント欄への記載もしていただけました。

今まで見たことがなかった保健局の同僚の様子を見て、最近の私は、「保健局のスタッフは日本人の存在には興味を持ってくれるけど、いくら話してもボランティア活動には興味を持ってもらえない」と感じ、同僚たちとのかかわりに消極的だったということにも気付きました。

同僚達は、私のそういった思いにも気付いていたのかもしれないと思い、反省。そして、配属先の同僚達と積極的にかかわろうとする姿勢の大切さを思い出すことができました。

引き続き今回の学びを活かし、同僚と歩み寄り、前に進んでいこうと思います。

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