JICA海外協力隊の世界日記

笑顔あふれる、ロンボク島。

インドネシアでの日本派遣前訓練

私が活動している地域は外国人がほとんど住んでいないのですが、長年青年海外協力隊が活動していることから、「日本人がこの町に住んでいる」ということは町の人々に認識されているようです。

そのため、自転車をこいでいると「アリガトー!」「アイシテルー!」などと突然言われるのは日常茶飯事…ただし、ほとんどの人が意味はわかっていないそうです。

しかし、ごくまれに、とても流暢な日本語で話しかけられることがあります。

日本で3年間ほど研修を受けたことのある、元研修生の人々です。

研修生の人々は、日本の人々と様々な仕事に従事しながら、日本の技術等を学びます。

また、インドネシアから日本の老人ホーム等に行き働く予定の、看護師の候補生もいます。

写真の学生さんも、日本で働く予定の看護師です。同じ看護師として、彼らにかかわることができるのは、本当に貴重な機会であり、嬉しく思います。

私が活動している地域はロンボク島の農村部なのですが、この小さい町にも研修に行くために日本語を学ぶ学校があります。

私の住む地域では、日本語どころか英語を話せる人もほとんどいません。

そのため、私はずっと、日本語を話せるようになりたい!というインドネシア人に対し、日本語よりも英語勉強してよ!と話していました。

しかし、日本に行きたい!と熱心に日本語を勉強する人々、日本での研修を経て、挨拶やごみをゴミ箱に捨てること、時間を守ることなど、日本人のマナーを学んで帰って来た人々の姿を見て、日本に興味を持っていただけることや日本語を学ぶことのよさに気付くことができました。

学校で熱心に日本語を勉強する生徒達の姿を見ると、自分自身もインドネシアに来る前にインドネシア語を必死に勉強していたことを思い出し、エールを送りたくなります。

任地にいる間、少しでもインドネシアの農村部から日本での研修を目指す人々の力になっていきたいと思います。

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