2024/08/19 Mon
JICA海外協力隊 文化 生活
#2 バングラデシュの食文化その1『トルカリ』 2023年度4次隊 安東貴裕 職種:建築
みなさん、こんにちは。
JICA海外協力隊 2023年度4次隊 バングラデシュ派遣の安東貴裕です。
今回は、バングラデシュの食文化についてお話ししますね。
上の写真のように、バングラデシュには、本当にたっくさんの「食」があります。
これらがすべてではありません。
これからの旬のフルーツや屋台もあり、今回だけでは伝えきれません!
さて、あるレストランに来ました。目の前にメニューがあります。
皆さんは何を食べたいですか?これは何のメニューでしょうか?
想像してみましょう!!
「???」だと思います。
写真の右側はランチメニューなのですが、
ほとんど「カレー」のメニューなんです♪
バングラデシュの食卓で、絶対に欠かせないのは「カレー」!
バングラデシュの国民的料理です。なんと言っても美味しい!!
街中どこに行っても、「カレー」の香ばしい匂いがします!!!
写真を見ていても、いい香りがしてきそうですね。
バングラデシュでは、「カレー」のことを『トルカリ(তরকারি)』と言います。
『トルカリ』の種類も豊富で、大きく分類すると、野菜、豆、肉、魚などがあります。
食べる時はいつも、何を食べようか迷います。f(^_^;)
『トルカリ』は、お米「バト(ভাত)」や、薄く丸いパンの「ポロタ(পরোটা)」と一緒に食べます。
お米の一人当たりの消費量は、なんと日本の約3倍!
バングラデシュの人々は、お米が大好きなんです♫
わぉ! 大量のご飯!! 窯が大きい!!!
この大きい窯は「デクチ(ডেকচি)」、小さい窯は「パティル(পাতিল)」と言います。
さて前回、JICA海外協力隊の世界日記#1でお話しした、
☆バングラデシュのカレーは「〇〇〇〇が効いてる!」の
『〇〇〇〇』とは、何だったと思いますか?
『#1 日本の国旗とソックリの国 バングラデシュ 2023年度4次隊 安東貴裕 職種:建築』
正解は、「『スパイス』が効いてる」です。
日本だと「コクがある」とも表現しますよね。
バングラデシュの『トルカリ』は『スパイス』が効いているんです。
ときどき「辛~っい!!!」っていう、
めちゃくちゃ『スパイス』が効いてる『トルカリ』もあります。
なので『トルカリ』はたくさんの『スパイス』を使って作られています。
写真のように市場のお店には、スパイスがたくさん売られています。
赤唐辛子なんて山盛りですよ!! そりゃぁ辛いはずですね。
皆さんはこのようなスパイスの原材料を見たことがあるでしょうか?
バングラデシュには約20種類のスパイスがあるそうですよ!(自分調べ)
バングラデシュの『トルカリ』が日本のカレーと違うのは、
日本のカレーのルーは一般的に、「とろみ」があります。
バングラデシュの『トルカリ』はルーが無く、「とろみ」がありません。
水、スパイス、調味料とメインの具材を混ぜて煮詰めます。
メインの具材にしっかりと味を染み込ませてるんですね。
ここで少し、バングラデシュの食文化の慣習についてお話します。
バングラデシュの人々の約9割がイスラム教徒です。
食事をする時は、右手だけを使って食べます。
その理由は宗教上の理由で、左手は不浄の手とされていて、基本的に使いません。
素手で食べるので、ご飯を食べる前に手を洗います。衛生的ですよね。
レストラン内にはちゃんと手洗い器があります。
また、豚を食べる事も禁じられています。
日本食でも、お寿司やおにぎり等は素手で食べる事もありますよね。
感覚は一緒なんです。食べ物の有難さをとても感じます。
食べる時は、メインのおかずとお米をよく混ぜて食べます。
この野菜の『トルカリ』は白いご飯と合わせて、
なんと約110円!!!安くて美味しくて幸せです♪
以上、今回はバングラデシュのカレー『トルカリ』を紹介しました。
今後のバングラデシュの食文化の予定は、
その2『旬のフルーツ盛り盛り』
その3『甘~い甘~いミスティ』
その4『チャ・ドカン(予定)』
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バングラデシュの食文化の探求はまだまだ続きます。
(協力隊の2年間で全部食べ切れるのでしょうか???)
次回は、僕のJICA海外協力隊の活動についてお話します。
アバール デカ ホベ!(またね!)
安東貴裕
JICA海外協力隊 2023年度4次隊 バングラデシュ派遣 職種:建築
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