JICA海外協力隊の世界日記

ブータン便り

体育隊員日記#32 〜現地の人から学んだことを活かして〜

こんにちは!今回の担当は岩本です。

今月は、私の日々の活動について書いていきます。

先日、教育実習生たちが実習を終え、大学へと戻っていきました。

(1枚目の写真はSSI(スクールスポーツインストラクター)と実習生2人と撮った写真)

彼らが築いてくれた「体育の良い流れ」をここで止めてしまわないよう、私自身も彼らの授業から学び、自分の授業の改善を重ねてきました。

特に意識したポイントは以下の4つです。

・ウォーミングアップの強化

・視覚教材の準備

・対話型の授業

・効率ばかりを求めすぎない

この中で、最後の「効率ばかりを求めすぎない」について少しお話しします。

これまでは、手元にある道具をフル活用し、できるだけ多くの生徒がボールに触れる機会を作ることが最優先だと考えていました。しかし、実習生の授業を見て考えが変わりました。

クラスの仲がとても良いブータンだからこそ、あえて少ない道具をみんなで共有し、「楽しい時間や有意義な時間を仲間と分かち合うこと」に大きな意味があると気づかされたのです。

また、現地の先生方の知恵やスキルには、いつも頭が下がります。

先日、バレーボールの授業準備中にポールにくくりつける紐が切れてしまうハプニングがありました。すると、手伝ってくれていた同僚の先生がすぐにその場を離れ、代用できる紐をサッと見つけてきてくれたのです。
それが長期的に持つかは別として、現場にあるもので即座に解決する「土壇場力」にはいつも驚かされ、感心させられます。
日本での生活では効率が重視され、遠回りになるような方法は省かれがちです。
しかし、あえて遠回りをすることで意外な発見があったり、一つのプロセスをみんなで共有したりすることの大切さに気づかされました。

現在の授業では、幸いなことに「2人に1球」のボールがある恵まれた環境です。しかしこれからは目的に応じて、あえて1つのボールを5〜6人で共有する時間も作ろうと考えています。
技術の向上だけでなく、生徒同士の関係性や社会性を育み、みんなで楽しい時間を共有できる授業づくりを目指していきます。

さて、今月7月はブータンの学校の夏休み期間です。

冬に比べると2週間という短い休みですが、普段ボーディングで頑張っている生徒たちにとっては、待ちに待った帰省となります。

夏休みが明けると、この任地での活動も残り34ヶ月ほどになります。

この休みの期間を利用して後期の準備をしっかりと行い、新学期を迎えたいと思います!

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は古川です。お楽しみに!

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