JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#179【特別編①】あなたにとってJICA海外協力隊とは?【コンピュータ技術/吉川】

Q.まずは自己紹介お願いします。

「ラパス財団」で情報技術者として働いています。地域の教員向けにAIツールやオフィスソフトウェアの活用指導をしたり、子供たち向けに学習アプリを作成したりと教育分野での活動が主です。また通常業務として財団のネットワークトラブル対応も行っています。

Q. あなたにとってJICA海外協力隊とは?

『準備期間』

協力隊は「ボランティア事業」です。しかし通常のボランティアとは明確に違う部分があります。それは、渡航費や活動のための費用が公費で賄われているという点です。

そうして派遣された以上は当然成果を出すべく活動しますが、正直ボランティア隊員にできることは高が知れています。それは現地事務所スタッフやほかの協力隊員と話すたびにしみじみ感じます。かくいう私も、「ボリビアのITを変える!」というような大げさな志を持って渡航したわけではありません。たかだか3年程度日本の企業で働いた程度の人材に、そんなことを成し遂げる技術も力もありません。

つまり協力隊員は、「派遣国に対して何かしてあげる」側ではなくて、「派遣国の実情やそこでの活動を経験させてもらう」側だと思うのです。だからこそJICA海外協力隊員として派遣されている期間は私にとって準備期間であり、帰国後どんな形であれ、そのさせてもらった経験を今度は自分の力で社会に還元することこそが本番だと考えています。

それは何も、派遣された国や別の途上国に再度赴き「自力の貢献」をするということだけに限りません。経験を生かして日本で再就職したり、職種的なことを言えば地域のパソコン教室を手伝ったりなど、還元方法は多岐にわたります。たとえ場所や規模が違っても、ボリビアでの活動でもらったものをほかの誰かに返すことが責任であり使命だと感じています。

文責 吉川 佑亮(2024年度2次隊/コンピュータ技術/ラパス県ラパス市)

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