JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#205【特別編㉗】あなたにとってJICA海外協力隊とは?【サッカー/池田】

Q.まずは自己紹介をお願いします。

皆さんこんにちは。サッカー隊員の池田史朗です。

ボリビア第三の都市、コチャバンバ県管轄のサッカースクールでコーチとして活動しています。また学校に訪問して体育の授業を受け持ったり、日本サッカーの講演などを行っています。

Q.あなたにとってJICA海外協力隊とは?

『轍(わだち)』

これまで国内外で経験し学んできたことが、現在のボリビアでの活動に繋がっています。

私は2009年、JICA海外協力隊員としてモザンビーク共和国で活動しました。農村開発に従事する傍ら、村のサッカーチームに入れてもらいプレーしていましたが、そこで学んだのは電気も水道もない村でサッカーをプレーする喜びと、またコーチもいない中、ボールを止める、蹴るというサッカーの基本技術が出来ている子どもたちを見て感じた「サッカーは自分自身で学ぶもの」という私なりのサッカーの本質でした。

日本では、ブラジルやペルーにルーツを持つ外国籍児童を対象とした無料のサッカー教室で指導し、言葉や文化の違いから居場所の少ない子供たちの「サッカーを続ける環境づくり」の必要性を強く感じました。そして外国籍児童である彼らのことを本当に理解しようと思ったら、私自身が外国籍になる、つまり海外で地域に根差して生活する必要があると考えるようになり、再びJICA海外協力隊に参加する決意をしました。

派遣国としてボリビアを選んだ理由は、ボリビアにある憧れのサッカースクール、アカデミアタウイチの存在がありました。このスクールは貧しい子どもたちに無償でサッカーを指導し、教育の機会も与え、かつては代表選手まで育てたスクールであり、そこで実践されているボリビアのサッカー理念を学びたかったからです。先日、念願かないアカデミアタウイチを訪問する機会がありました。現在も企業や学校と連携し、多数の子どもたちが無償で指導を受けていることを聞き「サッカーを続ける環境づくり」が私の活動の道しるべであることを強く感じました。

ここボリビアでも経済面や様々な理由でサッカーを辞めざるを得ない子どもたちが多くいます。ボリビアで改めて一人でも多くの子どもたちがサッカーを続ける環境づくりが必要であると感じています。

残りの活動期間も、子どもたちが楽しくサッカーを続けることができるよう活動していきたいと思っています。

文責 池田 史朗(2024年度3次隊/サッカー/コチャバンバ県コチャバンバ市)

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