JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#14 新年度に向けて特別支援教育についての対面教員研修を行いました!@タリハ

Hola, ¿cómo están? (こんにちは、お元気ですか?)

127日にボリビアのタリハで特別支援教育について、様々な分野で活動する隊員の知識や経験をもとに教員研修を行いました。

タリハ研修2.JPEG

運動や体育が子どもたちの感情や健康にどのように繋がっているのか、筋肉の量、食事の取り方、腸と脳の関係性などの内容を取り入れながら研修を行いました。

脳の体操の一環として指遊びの運動を試して行ってみたところ、参加者のみなさんは思いの外、楽しんでいたり、難しいけど諦めずに何度も行ってみたりと主体的に参加していただくことができました。

今後、普段とは異なる視点から子どもとの関わり方を考えるキッカケになれば幸いです。

特別支援教育については、日本の仕組みや現状、インクルーシブ教育と個別支援、合理的配慮の実践例や障がい種に応じた支援方法等を説明しました。参加者の熱心な姿が多く見られ、発表後には個別に質問をくださった方々もいて、今回お伝えした内容が現場で葛藤されている先生方の一助となれば幸いです。

改善に向けて知識を深めようとする意欲的な先生方が多くいらっしゃる印象を受けました。

タリハ研修4.jpg

休憩を挟んだ後に、教室の中でできる特別支援教育と算数における数の概念形成の重要性について、具体的な指導法や教材を用いて説明を行いました。

特に教材を使用した場面では、先生方が生き生きとした表情で取り組んでおり、低学年のうちに数の概念を習得することが算数学習において非常に重要であることを実感できたとのコメントが多く寄せられました。

食の観点からは、将来を見据えた子ども達の健康について、健康体でいる必要性や、それをどのように維持するのかを説明しました。また最後に実際の食品を使って演習も行いました。

食の重要性について、考えるきっかけになったと思っています。

文責 

本多 秀之(2023年度1次隊/体育/タリハ県タリハ市)

平島 将崇(2023年度1次隊/小学校教育/ラパス県ラパス市)

伊藤 和輝(2023年度3次隊/障害児・者支援/サンタクルス県サンタクルス市)

荻原 健吾(2024年度1次隊/栄養士/タリハ県タリハ市)

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