JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#229 そのゴミ、どこへ行く?―ボリビア、「ゴミ」のその後を追ってみた【環境教育/中村】

こんにちは。私は環境教育隊員として、ボリビアのコチャバンバ県にあるカピノタ市役所で活動しています。

主な活動内容は、回収した有機ゴミでコンポストを作ったり、市内の学校に出向いて環境教育の授業をしたり、環境に関するイベントを開催したりすることです。

そんな私が、今回はボリビアで回収された「ゴミのゆくえ」についてご紹介していきます!

突然ですが、皆さんは、自分が捨てたゴミがその後、どこに行くのか知っていますか??

日本では、ゴミを分別して決められた日に決められた場所に出せば、収集車がゴミを回収してくれます。その後、ゴミは焼却した後に埋め立てられたり、リサイクルされたりします。

では、ボリビアはどうでしょうか?

ボリビアでも自治体によってゴミの収集・処理方法が異なりますが、私の任地であるカピノタ市では、地域ごとに回収日と回収する種類を決めて、収集員が直接ゴミを受け取る方法で回収しています。

ほかの大きな自治体では、ゴミの回収場所が設置されているところもあります。

ごみは1枚目の写真のとおり、「有機ゴミ」「リサイクルできるゴミ」「リサイクルできないゴミ」の3つに分けられます。

今回は、そんなカピノタ市を例に、「回収されたゴミのゆくえ」を追ってみたいと思います

まず「有機ゴミ」。

こちらは市内にあるコンポスト施設に運ばれ、たい肥に生まれ変わります。

続いて「リサイクルできるゴミ」。

こちらは定期的に回収業者に買い取ってもらい、回収されます。コチャバンバ市やサンタクルス県のリサイクル施設へ運ばれ、新しい製品に生まれ変わります。

そして最後に「リサイクルできないゴミ」。

こちらはカピノタ市内にあるゴミ処理場に運ばれ処分されます。

ボリビアのゴミ処理の方法で日本と大きく異なる点の一つが、一部の地域を除いて、ごみを焼却せずに処理していること。

では、焼却されないごみは、どのように処理されているのでしょうか?

ボリビアでは、リサイクルできないゴミは、ゴミ処分場へ運ばれ、埋め立てなどによって最終的に処分されます。

ただし、ボリビアのゴミ処分場は、すべて同じ方法で管理されているわけではありません。その管理状態によって、大きく3つに分類されています。

①衛生埋立地:技術的・衛生的・環境的な条件を満たしている場所

②管理型ゴミ処分場:環境負荷を軽減するための対策を一部実施している場所

③開放型ゴミ処分場:技術基準や環境関連の規定を満たしていない場所

ボリビア国内の約8割の自治体、そしてカピノタ市では、開放型ゴミ処理場が最終処分の場所として使われています。また、②や③のような最終処分の現状は、環境や衛生上の問題として、近年ボリビア国内で課題となっています。

生活していると、ごみを出すことは毎日の当たり前の行動です。

けれど、そのゴミが回収された後、どこへ運ばれ、どのように処理されているのかを知る機会は、意外とありません。

今回、そんな「ゴミを捨てた後」の世界を少し覗いてみました。

さて、皆さんの住んでいる地域では、ゴミはどこへ行くのでしょうか?

④.png文責 中村 萌実(2025年度1次隊/環境教育/コチャバンバ県カピノタ市)

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