JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#22 感謝 ~Muchísimas gracias~【青少年活動/家弓】

はじめまして、2022年度4次隊の家弓 俊輝(かゆみ としき)です。

ボリビアの隊員がリレー形式で世界日記を書くことになり、私が第一弾を担当することになりました。

職種は青少年活動で、任地はサンタクルス県のコロニアオキナワという日系移住地です。

コロニアオキナワは沖縄県人が戦後に移住して開墾してできた村です。

移住地にはエイサー、三線、豊年祭、琉球舞踊、方言、沖縄の料理などの沖縄の文化が大事にされています。

↓ ↓ 詳しくは元オキナワ隊員の世界日記をご覧ください。↓ ↓

めんそーれ もうひとつのオキナワ日記(岸本 明莉) | JICA海外協力隊の世界日記

活動先はオキナワ第一日ボ学校です。

午前は国の教育課程に則った(いわゆる普通の)授業があり、午後は日本語の授業があります。

私は月曜日と火曜日に小学3年生の日系人クラス、水曜日から金曜日は高校生の初級クラスを担当していました。

学校には小学生48名、中高生65名、計113名の児童・生徒が在籍していて、そのうち日系人の生徒は3割です。

日本語を学べるから、日本式の教育を受けられるからという理由で入学するボリビア人の生徒も多くいます。

私は日本語の授業以外に三線の授業も行っていました。

子どもたちは三線がとても大好きで、私が学校に着くと「今日、三線の授業ある?」と毎回聞いてきたので嬉しい気持ちになりました。

子どもたちはかえるの合唱、きらきら星、チューリップ、むすんでひらいて等の童謡を弾くことができ、中には安里屋ゆんた、島人ぬ宝、オジー自慢のオリオンビール等の沖縄の曲を弾ける子もいます。

三線をもっと練習したい生徒には昼休みにも三線を教えていました。

年上の子が年下の子に教えたり、初めて三線を触る非日系の子に日系の子が教えたりして、三線を通して温かい気持ちになりました。

私は514日にボリビアを出国するので、活動も残り数日となりました。

活動以外にも地域の行事に参加したり、食事会や飲み会に誘ってもらったり、ゲートボールや釣りをしたりして、退屈する暇がないくらい充実していました。

人との繋がりや人の温かさを感じ、かけがえのない2年間を過ごすことができました。

自分一人では何もできなかったけど、たくさんの人のおかげで任期を終えることができるんだなと実感しています。

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

日本に帰ったらオキナワ移住地や”おきなわ”、日系の素晴らしさを伝えたいです。

”おきなわ”と書いたのは、オキナワ移住地での生活を通して琉球文化が大好きになったので、ボリビアのオキナワと日本の沖縄への愛を込めて。

文責 家弓 俊輝(2022年度4次隊/青少年活動/サンタクルス県オキナワ市)

➡➡ お次は、別の日系移住地で活動している小学校教育隊員の伴場さん!よろしく♪

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