2026/05/09 Sat
ボリビア 自然 食べ物
#171 ボリビアの果物事情~知られざる南米フルーツの魅力~【果樹栽培/高橋】

Hola(こんにちは)!
今回は果樹栽培隊員が、ボリビアの果物事情についてご紹介します!
南米・ボリビアと聞いて、皆さんはどんなイメージを思い浮かべますか?
南米といえばトロピカル、ボリビアといえばウユニ塩湖を想像される方も多いのではないでしょうか。
ボリビアは南米大陸の中心部に位置し、国の西側をアンデス山脈が縦断しており、これを中心とした「高原地帯」、その東側の「渓谷地帯」、そして熱帯雨林が広がる「平原地帯」に大きく分けられます。
そのため、標高や地形の違いによって、地域ごとにさまざまな気候が存在します。
こうした環境の多様性から、ボリビアでは、日本でも見かけるような果物はもちろん、あまり見かけないユニークな果物や、自然の中に自生している「野生の果物」まで幅広く存在しています。
なんと、ざっと調べただけでも100種以上の果物があると言われているそうです(野生種も含む)!
正直、このテーマで書こうと思ったとき、ここまで多いとは思っていませんでした、、笑
さすがにすべてを知っているわけではありませんが、活動や日々の生活の中で出会った、お気に入りの果物を中心にご紹介していきます!
まず、これは外せないでしょう、「アチャチャイル」です。
ボリビア原産の熱帯果物で、甘酸っぱい味わいとマンゴスチンに似た風味で知られています。
旬は10月〜1月ごろで、この時期になると主にサンタクルス県などで収穫され、ボリビア各地の市場にも一斉に出回ります。
オーストラリアでは、その味と栄養価に注目した農家が、栽培ライセンスを取得し、商業化に成功した例もあるそうです。また、ブラジルでも最近注目が高まりつつある果物の一つとなっています。
日本では「ボリビアンマンゴスチン」とも呼ばれ、ごく一部で栽培されているという話もあるそうです。
続いて、紹介するのは「パッションフルーツ(マラクジャ)」です。
南米原産で、酸味のあるさっぱりとした味わいが特徴のトロピカルフルーツとして知られています。
中にはゼリー状の果肉と種が入っており、そのまま食べるほか、ジュースやアイスなどに加工されることが多く見られます。旬は11~3月ごろで、比較的どこでも売られています。
個人的にもとても好きな果物のひとつで、パッションフルーツ味を見つけたら、つい選んでしまうほどこの味が好きです。近くの商店のパッションフルーツ味アイスの在庫を切らしてしまったこともあり、最近は候補のお店をいくつか見つけて、ローテーションで買うようにしています。

続いては「グアプル」です。
ボリビア原産の果物で、見た目はブドウのようですが、独特の甘酸っぱさがあり、トロピカルな風味を感じられます。果肉はジューシーで、そのまま食べるのはもちろん、ジュースやジャムなどに加工されます。
味も独特ですが、特にこの実の付き方も特徴的です。幹にプチプチと直接実がなる様子は、初めて見たとき圧巻でした。
もともと低地の野生種ですが、旬である10~12月になると、他の地域でもちょこちょこ販売されているのを見かけます。
続いて、紹介するのはこちらのフルーツ、皆さんは何だと思いますか?
実は「ピタンガ」という名前の野生アセロラです!
道端で見かけたとき、見たことのないアセロラだ!!と思い、試しに食べてみたのですが、あまりにすっぱくて衝撃を受けました。
平たい形の果実で、6~8本の縦の溝が特徴的です。
調べてみたところ、果実はそのままでも食べられますが、野生種ならではの酸味があり、ジュースやジャムなどに加工されることもあるそうです。
ただし栽培化はほとんど進んでおらず、市場ではほとんど見かけることがないそうです。
ボリビアにいらっしゃるみなさま、出会えたら超ラッキーですので、ぜひ試してみてください!
ちなみに普通のアセロラはこちらです。
こちらは挨拶をしたときに、庭先に植わってしたものを試食させてもらいました!

最後にご紹介するのは「チリモヤ」です。
この果物は地域によって消費される品種が異なるのが特徴です。よくみられるものは緑色で、果肉はとてもクリーミー、甘みが強く、濃厚な味わいが楽しめます。
日本では主にこの緑色のチリモヤが知られており、その濃厚な味わいから「森のアイスクリーム」とも呼ばれています。
一方、特に低地でよくみられるチリモヤはオレンジがかった色をしており、独特の香りと、甘さの中にほどよい酸味があり、さっぱりとした味わいが特徴です。
もちろん、同じように緑色のチリモヤも売られていますが、私はオレンジ色のほうが好きです!
そして、私はまだ出会ったことはありませんが、これら以外にも野生種が2~3種類ほどあるそうです。
チリモヤ奥深し、、、
このように、ボリビア生活の中で、日本にはない新しい味に出会えるのも、隊員生活の楽しみの一つとなっています!
今回紹介したもの以外にも、まだまだ魅力的なボリビア果物がたくさんありますが、今回はこのあたりで終わりにしようと思います。
もしボリビアを訪れる機会があれば、ぜひ市場や道端で見かけた果物に手を伸ばしてみてください!
チャオチャオ~~(別れのあいさつ)
文責 高橋 園香(2025年度1次隊/果樹栽培/タリハ県タリハ市)
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