JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#230 石に願いを込めて。ウルクピーニャの「カルバリオ」へ【看護師/知念】

みなさん、こんにちは。毎日がきらきらスペシャルがモットーの知念萌花です。

私は先日、ボリビア・コチャバンバ県のキジャコジョで行われた、ウルクピーニャ(聖母のお名前)の祭りに参加してきました。

今回は、私にとって隊員生活最後のウルクピーニャでのダンスと、初めて参加した「カルバリオ」についてレポートします!

●「踊る」ことも信仰のひとつ。ウルクピーニャのダンス!

先日、私にとって隊員生活最後のウルクピーニャでのダンスを終えました。

この写真は友人のルス マリリ オルティス メンディエタさんに撮ってもらいました。

ウルクピーニャでは、たくさんのダンスチームが、聖母ウルクピーニャへの誓いを胸に、ダンスを踊ります。

何百種類もあるボリビアのダンスの、艶やかな衣装や色、様々な楽器が奏でる音、観覧席からの歓声。始まる前から音楽や美味しい屋台の香りに包まれながら、仲間たちとワイワイする雰囲気や高揚感。私はそれが何よりも大好きです。そして、このダンスの数日後に行われるのが今回私が参加したカルバリオです。

●石に願いを込めるカルバリオ。

816日にはキジャコジョにあるカルバリオへの巡礼が行われます。私は夕方からカルバリオへ向かいました。夕方に行くのが一般的だそうです。

そこには、日曜日とは思えないほどの人だかり!一緒に行った人は、「ボリビア人口の90%以上はここにいるんじゃないか」と言っていました笑。

おもちゃからコカまで何でも売っているフェリアを通り過ぎ、皆に道を聞きながら、キジャコジョからバスと徒歩で向かいます。

丘に近づくと、そこには屋台やアラシータスのミニチュアを売るお店、光るおもちゃ屋さんなどがズラリ。それらを横目に歩いて、まずはろうそくを購入しました。カラフルなろうそくには、それぞれ意味があるそうですが、私たちは白いろうそくを選びました。

「お願いはいくつしてもいいよ」と言われたので、願い事をしながら火を灯し、火が消えないように手で囲みながら、心の中で何個も願い事を唱えました笑。

家族やカップル、友人と肩を並べて寄り添いながら、ろうそくの火を見つめ、思いを馳せている人たち。カーニバルのような騒がしくてエネルギッシュな時間が多いボリビアで、そこだけ静かで(たまに爆竹が鳴りますが笑)、尊くて、厳かな時間が流れているように感じました。

その後、石を採掘する場所へ向かい、私たちも石を割ることに。

すれ違うボリビア人が背負っている袋には、頭や体よりも大きな岩が入っていることも!

丘のふもとには、割りにいかなくても石を買える場所もありました笑。

丘に着いてみると、すでに岩を割って、仲間とビールを飲みながら宴会をしている人や、ボリビアの民族音楽に体を揺らしている人でいっぱい。

いろいろな場所にある岩の中から場所を選び、いよいよ私たちも、岩をハンマーで砕くことに!

これが、結構力を入れないと砕けない笑。

石には、これから手に入れたいものや願いを託す意味があります。

私たちも石に願いを込め、ビールをかけてから岩を砕き、持ち帰りました。
さすがに日本へ帰るのに大きな岩は持って帰れないので手のひらサイズに。それでも重い。笑

●ミニチュアに願いを託して

その後は屋台でご飯を食べ、アラシータスと呼ばれるミニチュアもお土産の気持ちで購入しました。

私が買ったのは、お金とパスポート!かわいい!

アラシータスは、家や車、お金、仕事など、自分が将来手に入れたいものを小さなミニチュアにして購入し、願いを込めます。パートナーが欲しい時は雄鶏を購入するそうです(友人は雄鶏の写真を貰っていました笑)

19ヶ月暮らしてきたボリビア。その最後のウルクピーニャで、ダンスを通してみんなと一緒に楽しむだけでなく、ろうそくに願いを込め、石を割り、これからの自分の未来に思いを馳せることができました。

ボリビアの濃厚な伝統や信仰に触れながら、これまでの19ヶ月を振り返り、これからの未来を考える。私にとっていい時間になりました。

日本に帰るまで、あと少し。

ボリビアで過ごす一日一日を、最後まできらきらスペシャルにしていきたいと思います。

文責 知念 萌花(2024年度2次隊/看護師/コチャバンバ県コチャバンバ市)

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