JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#236 「いつもの人」たちと暮らす【小学校教育/牧野】

こんにちは。チュキサカ県スクレ市で小学校教育隊員として活動している牧野です。

スクレの街で暮らし始めて、約1年が経ちました。活動先の先生達、JICAの職員さん、同じ街に住む隊員仲間、別の地域や国でがんばる同期隊員、日本にいる友達や家族・・・。たくさんの人に支えられて、この1年やってくることができたなと感じています。

でも、私の暮らしを支えてくれているのは、それだけではありません。振り返ってみると、私の毎日はたくさんの「いつもの人」でできています。

ボリビアには、街中に印刷屋さんがあります。私はよく学校で使うプリントや教材、そして趣味のオーケストラの楽譜を印刷しに行きます。印刷の仕方をうまくスペイン語で説明できなくても、印刷屋のお兄さんが優しく対応してくれます。長期休み明けに行くと、「今日から授業だね!がんばってね!」と声をかけてくれます。

写真3.JPG家の近くにはパン屋さんがあります。私は毎朝ここのパンを朝食にしています。ときどきおやつにドーナッツやクロワッサンの生クリームサンドを買うこともあります。パンを買いに行くといつも「¡Hola, caserita!(お客さんへの親しみを込めた呼びかけ)」と明るく声をかけてくれます。

ボリビアには、スープとメインディッシュがセットになったランチを出している小さな食堂がたくさんあります。「今日はご飯作るの面倒くさいな~」なんて時に行くと、いつでもおいしいご飯が食べられます。私がときどき行く近所の食堂のおじさんは、道でばったり会ったときにも「¡Hola!」と気さくに話しかけてくれます。

この記事を書くにあたって、この一週間、いつものように暮らしながら、私にとっての「いつもの人」を探してみました。すると、思っていた以上にたくさんの「いつもの人」がいることに気づきます。名前も知らない人ばかりです。ほとんど話したことがない人もいます。何か特別なことをしてもらったわけでもありません。ただこの街で暮らしている。その暮らしの中に、たくさんの人との小さなつながりを感じています。

朝、パンを買う。学校のプリントを印刷する。ときどき近所でご飯を食べる。

こうして振り返ってみると、私がスクレで過ごしてきた1年は、そんな小さなつながりと、何気ない毎日の積み重ねでできていたのだなと感じています。

文責 牧野 花純(2025年度1次隊/小学校教育/チュキサカ県スクレ市)

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