JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#251 ボリビアのカラオケ事情【コミュニティ開発/持田】

みなさん、こんにちは!サンタクルス県のポロンゴ市役所で活動している持田です。今回は超が付くほどカラオケ好きの私が、ボリビアのカラオケ事情を紹介します。

ボリビアへの派遣が決まったとき、私の不安は治安や気候、食文化ではなく「向こうでカラオケはできるのか・・?」ということでした。

私にとってカラオケは、人生になくてはならないものです。辛い時も、楽しい時も、いつもマイクが側にありました。留年し、就活がうまくいかず悩んでいた大学時代には、面接の合間のヒトカラ(一人カラオケ)で精神の安定を保っていましたし、社会人1年目に初めて職場の方と打ち解けられたのは2次会のカラオケでした。無人島に何か一つ持っていけるとしたら、電源はおいといてマイクを選ぶかもしれないくらいに、そして私の一番の親友はデンモクであり、私の第二の実家は奈良駅前のジャンカラと言えるくらいに、カラオケを愛しています。

すみません、カラオケへの思いが溢れて前置きが長くなってしまいました。まずボリビアにもカラオケはあります。町を歩いているとよくKARAOKEと書かれた店を見かけます。しかし、その内容は日本のカラオケとは少し違います。こちらのカラオケは、主にYoutubeを使います。そこにアップされているカラオケ用の歌詞付き動画を見ながら、マイクで歌う形が主流です。キーの上げ下げやテンポの調整は基本的にはなく、ドラマ仕立てのムービーが背景で流れることもありません。

最初に体験したのは、ラパスで同期隊員のホームステイ先にお邪魔した時でした。パソコンとテレビ画面をつないでステイ先の母娘と一緒にリビングで歌ったのですが、日本にいたときと変わらない楽しさを感じると同時に、カラオケ用の動画が意外とYoutube上にたくさんあることを知りました。

ということは、マイクとスピーカーさえあれば日本とほぼ同じカラオケ環境を自前で用意できるかもしれない・・そういえばボリビアに来てからあらゆるところでスピーカーを目撃します。バスの車内や、レストランの中、大抵爆音でノリのいい音楽流れていますが、あれとマイクを繋げられれば・・

そう考えた私は、任地配属後に早速マイクとスピーカーを購入しました。幸い任地に近いサンタクルス市は大都市で、日本でいう秋葉原のような電気街が存在し、大量のスピーカーが売られています。ただボリビアでは、もっぱら「聴く」か「踊る」ためのもので、「歌う」ためのものを探すのは苦労しました。買ったのは充電式・Bluetooth対応タイプで、自宅はもちろん野外でも使えます。よく市内の公園で使っていますが、青空の下で歌うのはこれまで知らなかった爽快感があります。

結論としてはボリビアでもカラオケを満喫できている、ということになるのですが、この話を先輩隊員にしていたら、先日コチャバンバで開催された日本フェリア(日本文化をテーマとした催し)で1曲歌わないかと誘っていただき、ステージで歌わせていただきました。カラオケ好きといっても専門はヒトカラのため、果たして大勢の人の前で歌えるのか不安でしたが、いざやってみるとノリのいいボリビアの方に盛り上げていただき、新しい扉が開いた気がします。

今、任地の公園で歌っていても、聴きに来てくれるのは野犬だけですが、これからは人間にも聴いてもらえるように精進したいと思います。

文責 持田 公孝(2025年度3次隊/コミュニティ開発/サンタクルス県ポロンゴ市)

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