JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#159 スペイン語上達の秘訣は...!?【番組制作/高橋】

ボリビアに派遣され、活動先での一番大きな壁はやっぱり『言語』。現在、サンタクルスの小さなテレビ局で活動している私は、相変わらずスペイン語に四苦八苦しています。もうすぐ1年経つのに…。東京では放送作家・脚本家として「言葉」を生業にしていた私ですが、今はその「言葉」を失った状態。「そもそもスペイン語も話せないのに脚本家って、何をしに来たんだ」「いつになったらスペイン語でブレストできるようになるんだ」と言われ続ける日々…それなりに私のスペイン語も成長していると思うのですが「自由に表現するレベル」には達していないため、仕事の話になると活動先の皆さんにフラストレーションを与えているようです。現実って厳しい…!

週に一度、スペイン語のクラスにも通っていますが(1枚目の写真は先生とクラスメイト)、もっと生活の中で実践的にも学ぼう!ということで、スペイン語を克服するためにとった手段が…常連の店を作る!!!必然的にスペイン語を話す環境を自分で作り出しました。

世界日記写真②_高橋望.jpgまずは、パン屋さんのセニョーラ。2〜3日に一度、朝ごはんのパンを買いに行きます。ここはボリビアでは珍しい「ぶどうパン」があり、私はそれが大好物。しかも美味しい。最初は謎の日本人がものすごい頻度で来ることに驚かれましたが、ある日、ミニバスの中で偶然会って自己紹介したらグッと仲良くなれました。大人気のパン屋さんでセニョーラはいつも忙しそう…。タイミングを見計らって世間話チャレンジをしています。

続いては、市場の八百屋さんのセニョリータ。スーパーよりも市場の方が安価で、少量でも買えるので一人暮らしの私はもっぱら市場で野菜を買っています。こちらにもほぼ毎日のように通い、ボリビアで生活を始めた当初から色々な野菜の名前を教えてもらいました。たまにニラなど特殊な東洋野菜が入荷すると激推しされます。ここでも「今日は暑いね」「パエリア作りたいんだけど何を入れたらいいかな?」「この芋はどうやって食べるの?」なんていう日常会話を重ねることで、スペイン語への抵抗感をなくす練習になっていると思います。

そして、チーズ屋さんの店長・フェリックス。彼はボリビアに来て最初にできた友達です。彼のお店は高級チーズ店なのでなかなか買うことはできないのですが(申し訳ない)、会えばいつも他愛のない話をし、私のスペイン語レベルが本当に低い時から根気強く話を聞いてくれて、今では少し会話も続くようになりました。チーズ屋さんにお客さんがいない時は会話の練習に付き合ってくれて、感謝しかありません。

活動がうまくいかない時、家族や友達が恋しくなった時…日本から遠く離れたボリビアで言葉も奪われ、まるで一人ぼっちでいるような気持ちになることもあります。でも見渡してみればボリビアにも、もうすでに自分の日常があり、ここにも助けてくれるたくさんの人がいることに気付かされます。

親切にしてくれるみんなともっと仲良くなりたいから、スペイン語をもっともっと話せるようになりたい。ボリビアでも日常の先にある小さな幸せを大切にしていきたいです。

文責 高橋 望(2024年度3次隊/番組制作/サンタクルス県サンタクルス市)

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