JICA海外協力隊の世界日記

ボツワナ便り

"What's your talent?" タレントショー

Dumelang.

みなさん、こんにちは。菊地です。

あっという間に2回目の投稿です。月日が経つのは早いですね。

930日は、ボツワナの58回目の独立記念日でした!

記念日に合わせて、街中の至る所にボツワナ国旗が掲げられていました。また、ボツワナカラー「水色・白色・黒色」の服や、レテイシー(ボツワナの伝統的な布)を身に付けた人々も多かったです。国中がお祝いムードで、私も何だか嬉しかったです。

写真のケーキはスーパーで売られていたものです。日本のケーキ屋さんでは売っていないような見た目ですが、味はなかなかおいしかったですよ。

さて今回は、先日活動先(小学校)であった「タレントショー」についてお伝えしたいと思います。

活動先で子どもと話していると“What’s your talent?”「あなたの才能・特技は何ですか?」と聞かれることがしばしばあります。「うーん、急に聞かれてもなぁ」と思いつつ、いつも思いついたものを答えるのですが…。

子どもたちに同じ質問をすると、「私の特技はダンスだよ」とか「歌う才能があるよ」とか、自信満々に返答してきます。授業でも、その質問をされている場面を見たことがあるので、子どもたちは自分の特技を答えるのに慣れているのかもしれません。

ある日の金曜日、午後から全校児童が参加しての「タレントショー」がありました。約2週間前に予告がされて、子どもたちの間ではどんなことを披露するか話題に上がることもありました。

当日は、ショーのために着替えの服や靴、化粧道具まで持って来ている子たちもおり、みんな気合い充分でした。子どもたちの披露する内容は、ダンスや詩の朗読、空手など様々。また、個人出演やグループ出演などの形態も色々で、学年を超えてグループを作っているところもあり、とても自由な感じでした。

司会をする先生、流れを取り仕切る先生、審査をする先生と、先生達も楽しんでいる様子でした。その日のためにDJも呼んでいて、ショーに出る子どもたちは流して欲しい曲をリクエストしていました。

その中で、ボツワナだなぁと感じた点が大きく2つあったのですが…

1つ目は、何を発表するか決めてないorあまり練習していないのに舞台に出てきちゃう子どもたちが多いこと。何かを披露したい気持ちは十分あるけれども、出たとこ勝負で何とかなると思っているところがすごいなぁと感心します。さすがに何も披露できないグループは、司会の先生が曲を止めて退場させていました。

2つ目は、発表時間が決まっていないこと。そのため、観客を盛り上げることができたグループは、いつまでも発表することができます。今回優勝したダンスの女子グループは、合計で20分くらい踊り続けていました。また、何も披露できないチームに対しても曲を流して待つ時間が結構長く、ボツワナ人の寛容さを感じました。さすがに最後の方は時間が押してきたので、早めに切り上げさせていましたが。

P9200231.JPG

そんなこんなで全チームが発表し終わるのに3時間はかかっていました。

観客の子ども達も、発表した子ども達も、先生達も本当にお疲れさまでした。

後日表彰式が行われ、子どもたちは景品にお菓子をもらっていました。行事が少ないボツワナの小学校で、子どもたちが楽しめる日になったのは良かったなぁと感じた1日でした。

最後まで読んでくださったみなさん、Tanki thata

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