JICA海外協力隊の世界日記

ボツワナ便り

歴史的な瞬間をボツワナで

Dumelang!!バドミントン隊員の福田です。

前回は「ボツワナで観戦するオリンピック」について紹介しました。少し時間が空いてしまいましたが、今回はオリンピック終了後のボツワナでの出来事についてお話しします。

最終的な結果として、ボツワナ選手団は陸上競技においてLetsile Tebogo選手が200mで金メダル、リレーチームが男子4×400mリレーで銀メダルを獲得しました。ボツワナにとって全競技を通して初めての金メダル、一大会における初めての複数メダルを獲得する快挙でした。

その後、貴重な体験をすることができました。

Tebogo選手が金メダルを獲得したのが木曜日の夜。翌日の金曜日の朝、大統領がTebogo選手の快挙を祝してその日の午後を急遽祝日としました。さらにその翌週の火曜日、ボツワナ選手団が帰国する日も午後が祝日となり、空港からナショナルスタジアムまで凱旋パレードが実施されました。配属先のオフィスがナショナルスタジアムにあるため、私はナショナルスタジアムで選手団を出迎えました。

当日のナショナルスタジアムは収容人数の2万人では収まらず、立ち見が出るほど多くの観客が集まっていました。多くの人たちがボツワナカラーである青・白・黒の服を身にまとい国旗を片手に歌いながら選手団のオリンピックでの健闘を称えました。選手団がナショナルスタジアムに到着した際には観客から地鳴りのような歓声が上がり、今まで体感したことがないような熱気に心が震えました。

ボツワナスポーツ界の歴史的な瞬間を現地で味わえたことをとても光栄に感じました。それと同時に、ボツワナの方々の喜びや楽しさを素直に表現して分かち合える文化は素敵だなと思いました。

※ボツワナ選手団の帰国の様子が掲載された記事がありましたのでご覧ください。

【8月14日 AFP】パリ五輪の陸上男子200メートルで優勝し、ボツワナに初の五輪金メダルをもたらしたレツィレ・テボゴ(Letsile Tebogo)が13日に凱旋(がいせん)し、盛大な歓迎を受けた。

現在の活動ですが、2ヶ月後の自国開催である国際大会に向けてトレーニングを開始しました。さまざまな練習環境の課題から継続的な練習がなかなかできていませんでしたが、ようやく動き出すことができました。結果を出すことは容易ではありませんが、試合後に選手たちと喜びを分かち合えるように引き続き頑張ります!

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