JICA海外協力隊の世界日記

ボツワナ便り

夏のボツワナでこっそり待っているもの

Dumelang!ボツワナの首都・ハボロネに派遣されています、マーケティング隊員の藤井です。本日は夏のボツワナの楽しみについてご紹介します。

本題に入る前に、ボツワナの季節について皆さんはご存知でしょうか。ボツワナは南半球、それも南端である南アフリカ共和国の真上に位置していて、季節は日本と真逆です。1年のうちでも7月が最も寒く、1月が最も暑くなります。オーストラリアの、サーフィンをするサンタクロースをイメージしていただくと分かりやすいかと思います。9月ごろから暑くなり始め、10月の今は日中が30度を超える日も出てきました。

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アフリカに住んでいると言うと「とっても暑いんでしょう?」と聞かれることが多いのですが、個人的には最近の日本の気候より過ごしやすく感じます。その理由は湿度です。ボツワナは非常に乾いた気候で雨も少なく、降り出してもすぐに止むことが多いです。湿度が低いとあまり汗をかかず、不快感は低く感じます。もちろん40度まで気温が上がることもあるため暑いですし日差しは強いのですが、湿気がないのでで髪の毛がうねらないし、汗で服が濡れてしまうことも少ないのがお気に入りです。

このように乾燥していることが多いボツワナも、夏の時期は雨季にあたり、1年の中でも雨や雷が多くなります。実際に昨年は非常に雨が激しく、首都ハボロネのダムが溢れて多くの被害が出ました。また夜の雷雨が多く、寝る時間になると雷光がぴかぴかしていて眠れないなんてこともしばしば……。

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さて、そんなボツワナの夏の楽しみはアイス屋さんです。冬の間はしばらく見かけませんでしたが、暖かくなってくると現れます。お昼の12時ごろになるとパフパフ音のなるラッパのようなものを鳴らしながら、アイスを売りにきてくれます。

アイスの種類はチョコレートがコーティングされたバニラや、中身がストロベリー味のもの、ミント味のものなど様々。ひとつ10プラ(約150円)で、物価と比べるとちょっと高いんですが、チョコがパリパリしていて美味しいです。ちょうど配属先のNGOの目の前を通ってくれるので、週に1回ぐらいの頻度で購入しています。毎日売りに来てくれるわけではなく、ある程度おじさんの気分なのかはたまた決まりがあるのか、ランダムに会うことができます。

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暑くてたまらず、たまに来るアイス屋さんを待ち侘びる日が続いたせいか、アイス屋さんのパフパフ音が鳴るたびに同僚が「来たよ!」と教えてくれるようになりました。こういった小さなコミュニケーションも、ボツワナ生活の楽しみの一つです。

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