2026/08/17 Mon
文化
ボツワナの伝統工芸、バスケット作りを体験して

Dumela! みなさん、こんにちは。
2025年度1次隊、障害児・者支援隊員の谷村です。
私は、昨年の今頃、Mokolwane(モコロワネ:ヤシの木)の実が地面にたくさん落ちるころに、任地のマウンにやって来ました。
まるで1年の時の流れの早さを感じさせるかのように、今年も任地のMokolwaneには、たくさんの実が実っています。

さて、みなさんは、このMokolwaneの葉を利用したボツワナの伝統工芸品をご存じでしょうか?
それは、バスケットです。
マウンのお土産屋さんには、丁寧に編まれたコースターやお皿、鍋敷きなど、素敵な商品がたくさん並んでいます。
「いつか、実際に作っているところを見学してみたいな」と思っていた矢先、6月に行われたマウンミュージアムのイベントで、Weave Crafts Botswanaの方と知り合うことができました。(Weave Crafts Botswana Facebook)
快く見学を受け入れてくださり、7月の学校のTerm休みに、念願かなってマウンから約60km離れた町、Toteng(トテン)まで行ってきました。
当日は、彼の活動をサポートしている動画クリエイターの方と一緒に、コンビ(乗り合いバス)で約1時間かけて向かいました。

こちらが、Weave Crafts Botswanaの販売ブースです。
売店のそばにあるこぢんまりとしたスペースに、素敵な商品がずらりと並んでいます。
Totengに到着すると、まず素敵なネックレスをプレゼントしていただきました。
さっそく翌週に行われた私の中間報告会で、お守りとして身につけさせていただきました。
そして、いよいよバスケット作りです。
まずは、基本の編み方を体験させてもらいました。

乾燥させたMokolwaneの葉を、しっかり水につけて柔らかくすることが大切なのだそうです。
その後は、軸となるMokolwaneの葉に、細かく裂いた葉を針で巻き付け、縫っていく作業を繰り返します。
彼のアドバイスを受けながら、「Go around… Stitch!!」を繰り返しているうちに、だんだんと手が慣れてきました。

動画クリエイターの彼も途中で混乱していたので、私も少しだけコツを教えることができました。
しかし、2人とも当然、職人さんのようなきれいな円形にはたどり着かず……。

彼は2024年ごろからバスケット制作を始めたそうですが、たった2年ほどで、これほどたくさんの商品を生み出していることに本当に脱帽しました。
実は、Totengには大きなMokolwaneの木や川がないそうです。
そのため、Totengならではの植物を生かした、さまざまな商品も作られています。
地域にある植物や素材を生かしながら、新しいものを生み出していく姿がとても印象的でした。
今回の体験を、JICAボランティアとしてどのように活動に生かせそうか、ディスカッションする機会もありました。
私は、
「私の職種はコミュニティ開発ではないため、あなたの活動を直接サポートすることはできないけれど、今日教えてもらった技術の基礎を、活動先の特別支援学級の生徒たちに伝えることができるかもしれない」
と答えました。
すると、
「それはいいアイデアだね!いつか特別支援学級の生徒たちに向けて、ワークショップを開きたいね」
と言ってくださいました。
今回は、私自身が「異文化を体験してみたい!」という好奇心から訪れただけだったので、まさか自分の活動につながるような言葉をもらえるとは思ってもいませんでした。
思いがけない出会いが、新しい活動の可能性につながる。
JICAボランティアとして活動している中で、そんな瞬間に出会えたことがとても嬉しかったです。
いつか、本当に特別支援学級の生徒たちと一緒にワークショップを実現できたらいいなと思います。
最後には、Totengの町も案内していただきました。
のどかな町の風景に、とても癒されました。

素敵な人との出会いに心が動かされた日。また一つ心のスタンプが溜まりました。 快く外国人の私に異文化体験の機会を下さったWeave Crafts Botswanaのお兄さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
Ke a leboga thata(本当にありがとうございました。)

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