JICA海外協力隊の世界日記

ボツワナ便り

ヒーター2台と分厚い毛布で乗り切るボツワナの冬

こんにちは!
ボツワナの首都、ハボローネにマーケティング隊員として派遣されている藤井です。
今日はボツワナの冬についてお話します。

アフリカって、暑い印象がありませんか?
私も、協力隊としてボツワナに来るまではそうでした。

しかし、ボツワナはアフリカ大陸の南部に位置します。お隣の南アフリカ共和国ではペンギンが見られるぐらいです。
加えてボツワナの首都の標高は1,000メートルほどあります。つまり、冷え込む時期はとことん冷え込みます。

ボツワナの冬は5月〜7月で、6月頭には最低気温が1度になりました。
朝晩は気温が1桁台で、日中は20度前後まで上がります。

毎年この冬を経験しているボツワナ人は寒さにも慣れているんだろうな、と思いきや同僚はみんな口を揃えて「冬は嫌い!」と言います。なんなら5月の頭、まだ日中20度以上ある日にも暖房をつけて、分厚いダウンに包まっている人もいました。スーパーには冬に入ってから湯たんぽが並んでいます。

私は個人的にモコモコの服やたくさんの重ね着の着心地が好きではありません。しょっちゅう同僚に「見てて寒い!もっと厚い上着を着て!」と言われます。つい薄着をしてしまったり、重たい布団は使わないタイプです。寒くなってからも厚手のブランケット2枚で乗り切っていました。部屋着をちゃんと着れば意外と耐えられますからね。

ある日、同僚に毛布事情について話したところ、
「そんなので絶対足りるわけない!モイモイを買いに行こう!」と言われました。

モイモイ…??
文脈的に布団の一種のようですが、よく分からないまま中華ショップに連行されました。

こちらがモイモイ(Mooi Mooi)です。
日本にもあるいわゆる重たい毛布で、なんと6.5キロと5.0キロのものがありました。
(毛布を重量で検討したことないよ!)

私は非常に汗っかきです。正直、1度まで下がる日でもなければ寝汗が大変なことになります。
しかもお値段約3,000円と、あまり可愛いお値段ではありません。

私は寒さに強いんだ!すでにブランケットが2枚もあるし、いらないよ!とごねるも、
「絶対に買うべきだ。1ヶ月後に私に感謝することになる」
「神に誓って言う、Mooi Mooiを買った方がいい」
とまで言われ、折れて購入しました。

毎週日曜日教会に通う彼女に神に誓われたら買うしかないですよね。
(同僚とあーだこーだ言いながらショップに向かうまでの道中が楽しかったのでまあいいか、というのもあります)

結局モイモイは暑くてあまり登場しませんが、聞くと寒がりなボツワナ人たちにはポピュラーなアイテムのようでした。
冬はあと1ヶ月ほど続くようです。日本とは真逆の季節のサイクルを楽しみたいと思います!

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