JICA海外協力隊の世界日記

ボツワナ便り

冬の終わりに落葉?―ボツワナの木々が乾季を生き抜く工夫―

Dumela!(ドゥメラ)

みなさんこんにちは。2025年度1次隊、障害児・者支援隊員の谷村です。

ボツワナでは乾季が終わりに近づいています。雨の足音を知らせるかのように、9月はかなりの強風が吹いています。その風に揺られるように、多くの木々が葉を色づかせ、次々と葉を落としています。

モパネ.jpg

私の家の前には大きなモパネの木が生えており、毎日、枯葉掃除で大変です。そんな中、日本と比較して不思議に思ったことがあります。

日本では、多くの木々が秋に葉を色づかせ、冬に落葉します。一方、ボツワナでは、乾季の終わり、雨季が始まる前の時期に葉を色づかせ、落葉する木々があります。この違いを不思議に思い、調べてみました。

ボツワナは、日本のように四季がはっきり分かれる温帯気候ではなく、雨季(11月~3月ごろ)と乾季(4月~10月ごろ)があるサバンナ気候です。ボツワナの落葉樹の多くは、雨が少なく乾燥する乾季に葉を落とします。これは、気温が低いことよりも、水分不足に備えて葉からの水分の損失(蒸散)を減らすためだと考えられています。

乾季には葉を落として水分を節約し、雨季になると再び葉を茂らせる。日本の植物では冬の低温が大きな要因になるのに対し、ボツワナでは「乾燥・水不足」が重要なポイントになるのが面白いですね。

さて、任地では、いたるところで牛や馬などが歩いています。当然、道端にはフンもたくさん落ちています。また、多くの人が刈った草や木の枝などを、ゴミと一緒に野焼きしている光景も見かけます。そのため、灰が道端で見られることもあります。

うし.jpg

そこで、これらの牛や馬のフン、野焼きの灰、家で集めた枯葉、そして生ごみを利用して、コンポスト作りに挑戦してみました。

オクラ.jpg

任地はサラサラとした砂質の土壌のためか、なかなか上手く畑用の土を作ることができませんでした。それでも、昨年の雨季にはオクラやダイコンを庭で育てることができました。

オクラ.jpg

いつか配属先の生徒たちと一緒に、枯葉染めにも挑戦してみたいと思い、現在、家で試行錯誤中です。

枯れ葉染め.jpg

残り半年となった任期も、ボツワナの自然を身近な生活の中で活かす工夫をしながら、過ごしていきたいと思っています。

P.S. 今年は、雨季の到来が昨年度より一か月ほど早いようです。家のモパネがすべて落葉しきる前に、激しい雨が時折降っています。まだまだ掃き掃除、頑張ります!

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