2025/02/10 Mon
スポーツ 人
子どもたちの成長


私はプノンペンの中高等学校で体育授業の支援を行いながら、学校のサッカークラブとカンボジアリーグのアカデミーチームでサッカー指導に携わらせていただいています。
私の学校は授業時間が1日制のため、学校のサッカークラブは基本的に土曜日の午後のみ活動しています。13歳と14歳が1時間、15歳から18歳が1時間というように練習時間を分けています。サッカー経験が乏しい子どもたちも多く参加しているので、1日平均50人ほどが集まります。試合を多く行い、全員がサッカーを楽しめる環境づくりに努めています。
アカデミーチームの活動は週に4回から5回活動しています。様々な学校や地区から選手が集まるため、選手とコミュニケーションを図りながらその月毎に練習時間を決定しています。カンボジアの学校は日本とは違い、学校ごとに生徒の登校時間が異なるため、そのような対応となります。将来的にプロサッカー選手になりたい、サッカーが上手くなりたいという選手が基本的には集まるため、競技性を追求する要素が強くなります。
私の活動が始まり1年と2ヶ月が経ちましたが、日々の活動を重ねることで子どもたちの成長を感じることができた一幕を紹介させてください。
土曜日に私の学校のサッカークラブと私のアカデミーチームで練習試合を行いました。その日も1時間ずつの練習だったため、私が13歳、14歳の子どもたちを指導している間に2つのチームには自分たちでメンバーを決め、ウォーミングアップを自分たちで行うように指示しました。
その際に、学校のサッカークラブは活動日数が少ないため、メンバー選考に手間取ってしまっている様子でしたが、両チームとも普段のトレーニングを反映させながら、ウォーミングアップに熱心に取り組んでいました。
私は上手い下手やできるできないではなく、サッカーや自分の好きなことに対して嘘や偽りなく、真っ直ぐに取り組めるような人間に育って欲しいと思い、日々の指導にあたっていました。子どもたちが自分たちで準備を丁寧に行おうとする姿に嬉しく感じ、この子たちとさらに頑張りたいと思うことができました。
カンボジアの子どもたちの目は純粋無垢で真っ直ぐです。子どもたちの目の輝きのように真っ直ぐに人生を歩んでいってほしいと思います。そのために私はスポーツやサッカーを通して、喜びや楽しさを伝えていきたいです。
2023-2次隊 菊地雄登


ボントラバエク高校サッカークラブ


アカデミーチーム
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