JICA海外協力隊の世界日記

コロンビア共和国便り

コロンビア 再発見! (ハベリアナ大学)

こんにちは。 今回のテーマは私の活動場所、「ハべリアナ大学」です。 私はここの理学部化学科で水素製造や水処理に使用する触媒の開発を学生と一緒に行うことになっています。この活動についてはおいおいお伝えするとして、大学についてご紹介します。

1.大学名の由来

ハベリアナ大学はイエズス会によって1623年に設立され、正式名称は“Pontificia Universidad JAVERIANA”、“ポンティフィシア・ハべリアナ大学”と言います。“ポンティフィシア”とは、“教皇庁の”という意味で、キリスト教関連の大学名などによく付けられているそうです。コロンビアは人口の9割以上がキリスト教徒だといわれていますので、大学のところどころに礼拝堂を見かけます。理学部の隣にも“Capilla San Francisco Javier” と名付けられた立派な建物があります。その前の説明板には“1549-1552年に日本に行った宣教師、と書かれていました。つまり、大学名にある“ハベリアナは日本史で習ったフランシスコ・ザビエルに由来していたのです。彼はコロンビアを訪れたことはありませんでしたが、聖人として列せられているため、大学名となったようです。

2. 大学の概要

ハベリアナ大学にはボゴタとカリの二つのキャンパスがあり、合わせて学生数40,000人以上、5,500人以上の教員を有しています。また、世界大学ランキングで国内で3位、南米で18位と、コロンビアを代表する私立大学の一つと言われています。 私の所属する理学部は化学、物理、生物、微生物、栄養・生化学、数学などの学科があり、地上11階、地下3階建ての新棟が2024年9月に完成したばかりです。学期間で学生がまばらなこの時期に実験器具や分析機器の移動が精力的に行われており、実験室での私の活動も8月から本格化します。

3. ある日の昼食

大学にはあちこちにカフェテリアがあります。私は自炊をしているので、昼食を持参することも多いのですが、カフェテリアで食べることもあります。写真はある日のメニューです。カボチャのスープ、メインのお皿にはジャガイモ、ご飯、野菜サラダ、クリームのかかった鶏胸肉、それとデザートのプリンとジュースでした。味は私好みで、気になるお値段は500円ちょっととリーズナブルです。但し何も言わないと学生向けに食べきれない量を盛ってくれるので、いつも減らしてもらっています。

今回は「ハべリアナ大学」について書いてみました。

それではまた、アスタルエゴ!

写真1 ザビエルの説明

写真2 理学部全景

写真3 カフェテリアの昼食

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