JICA海外協力隊の世界日記

コロンビア共和国便り

幼児教育/クレイジーソックスの日

私の配属先はかつて世界最恐の都市と言われたコロンビア、メデジン市の保育園。

メデジン市は低所得層の子どもたちに栄養、健康管理、教育を提供し、格差を是正することを目指して、かつての暴力の象徴だった貧困層が多いエリアに保育園を作りました。

0歳から5歳までの子どもたちと妊婦を対象とした包括的なケアプログラムであるBuen Comienzo(よい始まり)プログラムを展開しています。

世界の麻薬王パブロ・エスコバルが亡くなって30年余り、メデジン市がBuen Comienzoを始めて20年余りですが、この20年間の間に保育の基礎を築いてきたメデジン市の功績は大きいと思います。

私の勤務する園は、財団が持つ16の保育園のうちの一番大きいパイロット園で、0歳~5歳まで350人の子どもたちが通っている大規模園です。

先生たちや子どもたちはいつも明るく元気で、園はいつも笑顔に包まれています。

この日はmedias loca(クレイジーソックス)のイベントで、先生も子どもたちもカラフルな左右違ったソックスを履いてきました。

左右違うカラフルなソックスを履くのがルールで、子どもたちのソックスもいろいろです。

中にはこんなに頑張ってオリジナルソックスを作ってきたお母さんもいました。

ここコロンビアでも日本のアニメは人気で、日本という国を知らない子どもたちにもソニックは人気です。

このイベントは3月21日が世界ダウン症の日であることから企画されました。

世界ダウン症の日とは、ダウン症の人々とその家族がしばしば直面する孤立感をなくすために、世界の人々が協力し合うことを呼びかける日です。

地形も気候も人種も生き物も本当に様々で多種多様なコロンビアでは多様性を認め尊重する教育に力を入れており、このクレイジーソックスのイベントも

「いろんな色があってもいいじゃない」

「左右違ったっていいじゃない」

「一人一人違うけど、一人じゃないよ」

ということを子どもたちに教えるためのイベントで、このミニ劇場では、最後に隣の子とハグをして終わるという心温まるイベントでした。

目が見えない子も耳が聞こえにくい子も体に障害がある子も、一緒に生活し共に遊び共に学ぶインクルーシブ保育を実践しているメデジン市ですが、一人一人の個性を認め合い、子どもたちは日々成長しています。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ