JICA海外協力隊の世界日記

コスタリカ便り

平和だより③~日本語を通して感じたコスタリカの温かさ~

Hola!

コスタリカのデサンパラドスにある「平和のための市民センター」で活動中の森田光菜(もりた ひな)です!

とにかく載せたいことが多すぎて、何から書こうか迷う毎日です(笑)。

これから少しずつ、これまでの活動を振り返りながら、コスタリカでの日々をお届けしていきたいと思います!

さて、今回は9月7日のお話です。少し前ですね〜!

英語の授業で日本語ワークショップ!?

この日は、INA(Instituto Nacional de Aprendizaje:国立職業訓練庁)の英語クラスで行った活動をご紹介します!

私が活動する市民センターでは、INAが若者たちに向けて英語の授業を行っています。

そんな英語クラスの先生から、前日に突然「明日、何かアクティビティを用意してくれない?」とのお願いが……。

ん〜、前日に言われてもな〜。何しようかな……。

と悩みながら、せっかくなら日本語に触れてもらおう!と思い、名前や漢字を書くワークショップをすることにしました。

特別な準備も必要ないし、なんとかなるでしょう!

ということで、特に何も用意せず、いざ出陣!!(笑)

教室に入ると、20名弱の22〜29歳の若者たちが、笑顔で迎えてくれました。

まずは担当の先生が私を紹介してくださり、いよいよ私の出番です!

はじめに、日本語には「ひらがな」「カタカナ」「漢字」の3種類があることや、それぞれの使い分けについて説明しました。

その後、一人ひとりに名前を聞き、付箋にひらがなとカタカナで名前を書いてプレゼント!

続いて、ホワイトボードにいくつかの漢字を書き、それぞれの読み方と意味を紹介しました。

その中から好きな漢字を一つ選んでもらい、配布した白い紙の真ん中にドーン!と大きく書き、その下に自分の名前をひらがな、またはカタカナで書いてもらいました。

「ひな!見て!!」の嵐!

みんなが漢字を書き始めると、なぜか私を呼ぶ声が止まりません。

「ひな!ひな!!」

え!?なになに!?

もしかして、私の説明がうまく伝わらなかったかな……?

と思いながら一人の生徒のところへ行くと、

「見て!!私、日本語のタトゥーを入れてるの!!」

えええ!?日本語!?

よく見ると、そこにはなんと……

「千尋」

の文字が!!

「もしかして、『千と千尋の神隠し』が好きなの?」

と聞くと、

「大好き!!昔からずっと観てた!!」

とのこと。

すごい!!

これまでも、日本語のタトゥーを入れているコスタリカ人には何人か出会ったことがありますが、だいたい「愛」という漢字でした。

まさか「千尋」という名前を彫っている人に出会うとは……!

しかも、ちゃんと意味を知っている!!

本当に日本が好きなんだな〜と感心していると、突然、

「これあげる!!」

と、コスタリカのキーホルダーをプレゼントしてくれました。

え!?くれるの!?ありがとう(泣)

突然のプレゼントに驚いていると、今度は別の生徒がやってきて……。

「これもあげる!!」

えええ!?また!?

そこから、次から次へと生徒たちがプレゼントを持ってきてくれたのです!

お菓子やコスタリカの伝統文化にまつわるバンダナなど、コスタリカならではのものがいっぱい!

気づけば、両手に収まりきらないほどのプレゼントを抱えていました。

こんなにたくさん……!!

もう感無量です(泣)

そんな中、一人の生徒が差し出してくれたのは、なんとチーズ入りのトルティーヤ!

……おっと。

現在13時半。

もしかして、お昼ご飯の残り!?(笑)

なんて思いながらも、ありがたくいただくことにしました!(美味しかった!)

帰り際にまさかの大事件(笑)

ワークショップを終え、みんなに「ありがとう!!」と感謝を伝えて教室を出た、その瞬間。

ゴロゴロゴロ……!!

腕いっぱいに抱えていたプレゼントが、雪崩のように床へ落ちてしまいました(笑)。

すると、それを見た生徒たちが一斉に駆け寄ってきて、拾うのを手伝ってくれたのです。

最終的には、どうしても持ちきれなかったものを先生が持ってくださり、オフィスまで一緒に運んでくれました。

最初から最後まで、みんなの優しさに助けられっぱなしの一日でした。

毎日の通勤が楽しみになった理由

実は、この日を境にちょっとした変化がありました。

それまで話したことのなかった生徒たちが、市民センターですれ違うたびに、

「ひな!!元気!?」

「今日は何するの〜?」

と、気さくに声をかけてくれるようになったのです!

たった一度のワークショップ。

それも、前日に突然お願いされ、ほとんど準備もせずに飛び込んだ活動でした。

それなのに、こんなにもたくさんの人とつながるきっかけになるなんて!

今では、今日は誰に会えるかな〜?と、毎日ワクワクしながら通勤しています。

言葉が完璧に通じなくても、一緒に何かをすることで、こんなにも人との距離が縮まるんだなと実感した出来事でした。

コスタリカの若者たちが選んだ漢字

さて、ここで突然ですが問題です!

今回のワークショップで、一番人気だった漢字は何でしょうか?

やっぱり「愛」だと思いますよね??

もちろん「愛」も大人気!

でも、実はそれと同じくらい人気だった漢字があるんです。

それは……

幸 しあわせ

「幸」という漢字でした!

コスタリカは、世界幸福度ランキングでも上位に入ったことのある国です。

そんな国で暮らす若者たちが、「幸」という漢字を選んでくれたことが、私にはとても印象的でした。

もちろん、コスタリカでの生活が毎日幸せなことばかりというわけではありません。

それでも、今回出会った若者たちの笑顔や、初めて会った私に惜しみなくプレゼントをくれる優しさ、そして困っていたらすぐに駆け寄ってくれる温かさ。

そんな一つひとつの出来事から、私は日々たくさんの幸せをもらっています。

幸せを願いながら、周りの人にも幸せを分けてくれる。

そんなコスタリカの人たちの強さや優しさを噛み締めながら、今、この場所で活動できていることに感謝しています。

そして、私自身も誰かにとって、そんな存在になれたらいいなと思います。

まだまだ書きたいことが山ほどあるので、次の世界日記もすぐに書き進めたいと思います!

ぜひ、楽しみにしていてくださいね〜!

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

¡Gracias!

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