JICA海外協力隊の世界日記

コスタリカ便り

のんびり日本語日記 ②中米カリブ日本語教育セミナーに参加しました!

皆さま、こんにちは!

2025年度1次隊として昨年2025年の7月末にコスタリカへ着任いたしました、松村 咲哉(まつむら さくや)です!

2度目の執筆となる今回は、8月中旬ごろにグアテマラで開催された中米カリブ日本語教育セミナーについての、参加報告をさせていただこうと思います。

まず最初に、中米カリブ日本語教育セミナーとは何かについて、説明させてください。

『中米カリブ日本語教育セミナー』とは、一言でいうと、中米カリブ地域で日本語教師として活動されている先生方が年に一度、一堂に介して行う大きなセミナーのことです。

まず前提として、私の任国であるコスタリカには、「コスタリカ日本語教師会」というものが存在しています。これは何かというと、その名の通り、コスタリカにいる日本語の先生たちが集まる任意団体です。

コスタリカで現在私立の日本語学校を開校している移住者の日本人教師も、コスタリカ人の現地人教師も、私のような任期付きの大学派遣教師も、もれなく誰でも参加できる先生方のネットワーキングと情報共有のためのつながりが「コスタリカ日本語教師会」であり、コスタリカ国内ではこのコスタリカ日本語教師会が主体となって、コスタリカ全土の日本語学習者向けの日本語弁論大会や日本語能力検定試験(JLPT)なども実施されています。

そして、こうした「〇〇国 日本語教師会」というのは近年、日本語教育がまだまだマイノリティな国も含めて世界中の国々で徐々に増えてきており、さまざまな形でその国の日本語教育の発展に寄与しているわけですが、これは中米カリブ地域の国々も例外ではありません。

さらにこの中米カリブ地域では、世界的にもいち早くその日本語教師会が国を超えて繋がろうとする動きが始まり、現在は「中米カリブ日本語教育ネットワーク」という枠組みの中で国を超えて先生たちが連携し、多様な活動が中米カリブという大きな単位の中で展開されています。

そうした活動の一つが今回の『中米カリブ日本語教育セミナー』であり、今年はなんと17回目!

年に1回のペースで17年以上も続くこのセミナーは、毎年担当国を変えながら長い歴史を積み重ねてきており、今年はグアテマラ日本語教師会の主導により、同国首都のグアテマラシティにて2泊3日の研修が行われました。

私自身もJICA海外協力隊として、そしてコスタリカの日本語教師として本セミナーに参加するために、8月14日(金)から17日(月)まで3泊4日間、グアテマラへ渡航させていただきまして、現地でさまざまな経験や人脈をいただくことができました。

私が今回グアテマラへの渡航承認をいただく上で、担った役割は2つで、以下のとおりです。

  1. コスタリカでの日本語教育隊員としてのさまざまな取り組みを紹介し、その知見を広く中米カリブの日本語教育の発達に役立てるための招聘講師としての役割
  2. 自身の配属先であるコスタリカナショナル大学を代表してセミナーに参加する学生(文部科学省の奨学金をもらって1年間、日本に国費留学をしていた経験を持ち、現在は私の日本語クラスのアシスタントの1人として活動してくれている、将来の日本語教師の卵)の引率兼サポートをするスーパーバイザーとしての役割

これらを踏まえて本セミナーでは、各国を代表して集まっている日本語教師の先生方の前でコスタリカでの一年の活動成果について発表する機会をいただいたり、そこに上手くアシスタントの学生が発言できる機会を設けたり、1つ1つが本当に緊張する場面ばかりでしたが、だからこそ非常に充実したあっという間の3日間でした。

ちなみに今回のセミナーには、独立行政法人 国際交流基金のメキシコ日本文化センターだけでなく、マドリード日本文化センターからも所長や日本語専門家の方が来られ、さらには日本からも浦和の日本語国際センターなどから来賓として贅沢な招聘講師の方々がいらっしゃいました。

さらにJICAグアテマラ事務所の所長やグアテマラ大使館の皆様も開会式では挨拶に来られたり、夜には大使公邸でのレセプションにも招かれるなど、改めて本セミナーの価値と権威を何度も感じる場面がありました。

こうした場でたくさんの人脈をいただけたことも自身のこれからのキャリアでの非常に大きな強みとなりましたし、そのような場で発表の機会をもらえたことで、その後多くの方にアシスタント共々声をかけていただけたことは、本当に嬉しい経験でした。

私は今回、1年間の成果発表と今後2年目に向けたビジョンということで「日本語教育というものが学生たちの中で自走していくコミュニティづくりへの挑戦」というテーマを一つに絞ってお話をさせていただきました。

日々あれこれと幅を広げている活動のひとつひとつを、短い登壇時間の中で箇条書きで話し切ることよりも、その中でも大事にしている軸に沿った取り組みを、優先順位をつけて語ることを大切にし、残りの活動については自身の活動レポートを配布することで情報を網羅しました。

自分でお話をさせていただきながら、

「あぁ、本当に私の活動も気づけば半分が過ぎていたんだなぁ。」と感慨深くなったのを今でも覚えています。

そして、そんなセミナーからまた早くも2ヶ月以上が経過。

帰国まで残り9ヶ月ほどの短すぎる任期の中で、2年目に掲げたビジョンをどこまで達成できるのか、この大好きなコスタリカという国に何を残して帰国することができるのか、そんなことを常に考えながら、自分と、周りの人たちと、何度も対話を重ねながら、残りの日々を過ごしていこうと思います。

これからもぜひ温かく私の活動を見守ってくれたら嬉しいです!

今回も、お読みいただきありがとうございました〜!

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