2026/08/22 Sat
イベント 活動
コスタリカで、今日もばたばた。 ③これが「ほんもの」のばたばた?~文化祭編~

こんにちは。隊員の大津です。
今日は6月に行われた特大イベント、「FEA」、日本でいう文化祭について紹介させていただきます。
まずは、FEAについて簡単に紹介しますね。
Festival Estudiantil de las Artes(FEA/学生芸術祭)は、教育省が設けた、すべての児童・生徒が芸術を通して自分を表現する機会を得るための場です。
FEAには、文学芸術、視覚芸術、舞台芸術、音楽芸術のカテゴリーがあり、それぞれいくつかの部門に分かれています。
すべての児童・生徒が校内大会に参加することができ、選ばれた発表は地区大会、地域大会へと進んでいきます。
当日は5人の審査員が、教育省によって定められた審査基準が書かれた何枚もの紙に、すごい勢いで何かを書き込んでいました。
何を書いているんだろう...と気になって、ちらっとのぞいてみましたが、全然見えませんでした。
今回は、舞台芸術や音楽芸術など、ステージ発表での様子を皆さんにお伝えしようと思います。
※詳細や写真はJICAコスタリカのInstagramにも掲載されていますので、ぜひご覧ください!

一言でいうと、
日本の文化祭だったら、こんなスケジュールで舞台に立つことはたぶん「ない」です。
今回、私はFEAのサポートとして参加したのですが、
出番はなんと3回。…覚えれるの?活動を始めてまだ3か月程度だったので、「私が舞台に出るの?」という、嬉しいような、なんとも言えない気持ちだったのを覚えています。
日本の文化祭というと、何週間も前から練習して、役割を決めて、少しずつ完成度を上げていくイメージがあります。
一方、今回のFEA。
準備や練習が、なかなか始まらない……。
一番早いクラスでも本番2週間前。そして、ほとんどのクラスが本番1週間前からの準備でした。
「これ、間に合うの?」と思っている間にも、どんどん準備は進んでいきます。
…なんなら、本番が近づくにつれて変更点がどんどん増えていく。振付も、その場で変更。
「さっきと全然違う…!」と思いながらも、
「うける~。どうなるの、これ~」と心の中で笑っている自分が3割。
「この状況に適応している自分、凄いな」「よく振付覚えたな」と、なぜか客観視している自分が2割。
そして残りの5割は、「まあ、どうにかなるでしょう。」でした。
こんな状況なのに、心配していない自分にちょっとびっくり。
いつの間にか、このばたばたをばたばたと思わなくなっていたのかもしれません。
どうやらFEAでは、完璧なものを作り上げるというよりも、
「みんなで参加して楽しむこと」のほうが大事なのかもしれません。
そして、まさかの前日。
「ちょっと手伝って~」と声をかけてもらいました。
…明日だけど?と考える暇もなく、振付を覚えました。
結果、出番が1回増えました。…前日ですよ?
一方で、どのクラスも衣装や小物のクオリティがとんでもなく高い。
準備期間は短いのに、ここはしっかり本気。
このメリハリも、なんだかコスタリカらしい気がしてしまいます。
そして迎えた本番当日。
みんな、とにかく盛り上げ上手。
マイクを持って司会をする先生たちのプレゼン力、盛り上げ力もすごい。
会場全体を巻き込んで、どんどん雰囲気を作っていきます。
ちなみに、プログラムの順番も容赦なく変わります。
「次は自分たちの番」と聞いていたのに、気づいたら別の出番になっている。
「あれ、私たちいつ出るんだっけ?」まあ、待っていればそのうち呼ばれるでしょう。これもPura Vida。
と思っていたら、出番が終わった途端に急いでゾンビメイク。
メイクが終わったと思ったら、「次、行くよ!」と言われる。
この日一番ばたばたしていた瞬間だったかもしれません...。

それでも多少の変更やハプニングがあっても、観客も出演者も一緒になって盛り上がります。
観客席からの温かいまなざしのおかげで、緊張することなく出番を終えることができました。
…ちなみに、本番直前で振付が変わったダンスのときは、私の目がとんでもなく泳いでいたそうです。
見学に来てくれた隊員に言われました。
最後まで、子どもたちも、保護者も、同僚たちも笑顔で参加していた、心温まる行事。
そんなFEAに参加することができて、いい経験になりました。
日本の文化祭とはまた違う、「とにかくみんなで参加して、楽しむ」そんな文化祭の形があることを知りました。
準備期間は短いし、直前に変更はあるし、出番は増えるし。
とにかく、ばたばた。
でも、終わってみれば、「これもありなんじゃない?」と感じた1日でした。
次回は、このばたばた現場に、
JICA北海道の教師海外研修で沢山の日本の先生方が遥々来てくれたときの様子をお伝えしようと思います~!
おたのしみに!
それでは、あすたるえご!(¡Hasta luego!=またね!)
※最後の写真は文化祭に遊びに来てくれた隊員たちとの1枚。
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