JICA海外協力隊の世界日記

コスタリカ便り

コスタリカで、今日もばたばた。              ④ようこそ、いつものばたばたへ。

こんにちは。隊員の大津です。

今回は7月に、私の活動先であるグレシア特別支援学校に、

JICA北海道の教師海外研修で日本の先生方が遥々いらっしゃったときの様子をご紹介します。

JICAの国内拠点では、開発教育・国際理解教育の実践と推進に意欲のある現役の先生方を対象に、JICAが支援する開発途上国の「いま」に触れ、その経験をもとに参加型教材づくりを行う「教師海外研修」が行われています。 帰国後も授業づくりのアイデアを検討する研修などが続けて行われます。

詳しくはこちらのURLをご覧ください。 https://www.jica.go.jp/domestic/obihiro/activities/kaihatsu/kaigaikenshu.html


JICA北海道の今年の研修先は、コスタリカ。

今回は、JICA関係者を含む合計18名の方々に来ていただきました。

午後の、とんでもなく暑い時間帯にようこそ~!

…ということで始まった学校訪問。

ほんと、暑かったですね。イグアナはいませんでしたが。

そんな暑さにも負けず、先生方はとても元気。

研修も折り返し地点、さらに時差ボケもあったと思うのですが、その元気さにびっくりしました。


そんな日本の先生方に負けじと、学校側も大大大歓迎モード。

今回の訪問に合わせて学校のスケジュールを変更し、子どもたちの様子をたくさん見てもらえる環境、そして見学後のディスカッションに先生たちが参加できるよう、時間も調整してくれました。

校長先生をはじめ、同僚のみなさん、ありがとうございました。

コーヒーなどの準備や会場づくりには、先生たちだけでなく子どもたちも協力してくれました。

「今日は日本人の先生たちが来るよ!よろしくね!」と伝えただけだったのですが、

みんな、ものすごく協力的。 うーん、優しい。椅子などもきれいに装飾してあって、

「プレゼンを映したいので、テレビを用意しておいてもらえると助かります……」

と話していたことも、気がつけば、すぐに発表ができる状態まで準備してくれていました。

こういうところ、本当に感謝でしかないです。

今回の学校訪問は、

各教室訪問 → 隊員・日本の先生による日本の特別支援学校についてのプレゼンテーション→ 質疑応答・ディスカッション → 算数セットの説明・贈呈式

という流れで行われました。

教室訪問では、年齢や障害を問わずさまざまなクラスを見学していただきました。

実際に生徒たちと関わっていただく時間もありました。


そんな中、

とある女子生徒が、先生方に私について話してくれました。

その言葉を聞いて、感動する日本の先生たち。

…多分、一番泣かないといけないのは私なのに。涙、一滴も出ませんでした。

生まれたのは、「なんで泣くの?」という疑問。同僚たちは優しいビッグスマイル。

そして彼女からは、追い打ちをかけるような熱い抱擁。もっと涙。

…このあと何を話そう、と思う私。(笑)


そんな感動の教室訪問の後は、

隊員の私から学校や活動についての紹介、参加いただいた先生方から日本の特別支援学校についてのプレゼンテーション、質疑応答、そして先生方が日本からお持ちいただいた算数セットの贈呈式が行われました。

算数セットにみんな興味津々。


質疑応答では、国は違っても、子どもたちのことを第一に考える姿勢は共通していて、積極的なディスカッションが行われました。もう少し時間があれば、さらに白熱した議論が聞けたのかな、と少し心残りではあります。

今回のディスカッションを聞いて、「あくまで私が感じたことですが」日本とコスタリカでは、子どもたちへの支援について、少し視点の置き方が違うように感じました。

私には、日本では子どもたちの悩みや困りごとに対して、「人と人との関わりの中でどう支えていくか」という視点が比較的強いように感じました。

一方でコスタリカでは、

「どのような方法や手段で支援するか」というところに目が向きやすい印象があります。

また、専門的なことは専門家に任せる、という考え方も比較的強いように感じています。

もちろん、どちらが正しいということではありません。

それぞれに必要な視点があり、お互いの考え方を知り、それぞれの良いところを取り入れていくことが大切なのではないかなと感じた時間でした。

そして、私に対してもたくさん質問をしていただきました。

さらに、日本の某有名菓子メーカーのバターサンドなどのお土産まで。私にはとても沁みました。ありがとうございました。

短い滞在ではありましたが、この学校に興味を持ち、日本との違いに触れ、いろいろなことを考えていただけたことが、とてもありがたかったです。

そして今回の交流は、日本の先生方に学校をご覧いただく機会だっただけではなく、私自身にとっても、これまでの8か月間の活動を振り返るきっかけになりました。

先生方からいただいた感想を読んで、うれしい気持ちになる一方で、

「いやいや、私はそんな大層なことしてないです…」という気持ちもありました。

でも、数時間の学校訪問を通して、日本の先生方から見ても、私と子どもたち、そして同僚たちとの間に信頼関係があるように感じていただけたことは、

「8か月やってきてよかったな」と思える出来事でした。

気がつけば、私自身もこの学校の「ばたばた」に少しずつ馴染み始めていたのかもしれません。

日本の先生方との交流を通して、普段は当たり前になっていた子どもたちとの関わりや、同僚たちとの日々を、少し離れたところから見つめ直すことができました。

まだ活動期間は残っています。

これからも、子どもたちや同僚、保護者の方々に何か還元できるような活動を、同僚たちとばたばたしながら続けていけたらと思います。


今回は全然ばたばたでもPura Vidaでもない内容でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

真面目な文章も、時々は書こうかなと思います(?)

次回はまだ何も決まっていませんが、また何か書こうと思います~!

それでは、あすたるえご!(¡Hasta luego!=またね!)

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ